フリーフローティングバレル / Free floating barrel

 フリーフローティングバレルとは、バレル(銃身)が機関部のみと結合されており、それ以外の部品が触れていない構造を指す。現在は狩猟用もしくは競技用ライフルや、軍・法執行機関の装備する狙撃銃など、長距離精密射撃を行う銃器の一般的な構造となっている。

 フォアエンド、もしくはハンドガードが銃身に接している旧来の構造のライフルでは、射手がハンドリングしたさいの僅かな負荷が、長距離の射撃において無視できない誤差を生じさせ、命中精度に影響が出てしまう。そこで、銃身とフォアエンドの距離を離したり(ブレーザー R93PGM ウルティマラティオなど)、ハンドガードを機関部にのみ固定する(KAC SR-25など)ことで、銃身への干渉を防いでいる。
 近年では、銃身をフリーフロート仕様とするうえで、アッパーレシーバーとハンドガードをモノリシック(一体化)として、構造強度を増した設計の銃も見られる(FN SCARLMT MRPなど)。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 結構前にM4をフローティングバレルに改修?するって出てたけどLMT MRPまんまになるのか -- 2016-02-27 (土) 00:16:25
  • 少なくともモノリシックアッパーにしないとMRPの様にはならないと思うけど・・・ -- 2016-02-27 (土) 00:27:20
  • そもそもSBRタイプのAR-15とかフローティングバレル化する必要ってあるんですかね -- 2016-03-06 (日) 01:22:26
  • sopmod2でフリーフロートになったんじゃ…イマイチ普及してなけど -- 2016-03-06 (日) 09:15:45
  • 寧ろバレルが長い方が一点支持だと火砲みたいに『タレ』そうですがどうなんでしょうか -- 三流陸曹? 2016-03-06 (日) 09:53:42
  • たかだか2m程度の銃身でそんな強力な応力は生じんよ。仮に微弱に影響があるとして、振動や膨張と違って固定量の影響だからゼロインした状態では問題ない。 -- 2016-03-06 (日) 11:33:23
お名前:

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS