*フォアグリップ / Foregrip [#v7297863]
 その名の通り、銃前部に取り付けられた柄のこと。主に[[機関銃]]や[[突撃銃]]、[[散弾銃]]などの長銃に取り付けられる。
 昔から[[ハンドガード]]部が過熱しやすい銃には標準装備されている物が多く、連射で過熱しても銃を保持し続けられる利点がある。

 また、垂直に降りたフォアグリップは、従来のハンドガードと違い、手首をひねることなく握ることができる。ひねりつづけるための筋力を浪費しない分、長時間構えたまま保持するのが比較的ラクとなり、狙いを切り替える際のハンドリングも向上する。
 このような利点から、[[RIS>レイル インターフェイス システム]]のような[[マウントレール]]付きハンドガードが普及している現在、着脱式のフォアグリップが欠かせないものとなりつつある(取り付けるアクセサリーの増加により、これらが邪魔でハンドガードが握れない場合がある、といった事情もある)。
 発展型として、フォアグリップ内部に[[バイポッド]]を収納した[[グリップポッド]]や、[[タクティカルライト]]と一体になったグリップライトといったアクセサリーも存在する。


 この他、[[機関拳銃]]や短小化された[[短機関銃]]など、[[フルオート]]発砲時の制御が難しい小型の小火器にも採用されている。
 [[自動拳銃]]のなかには、ダストカバー部の[[アクセサリーレール>マウントレール]]に予備弾倉を垂直に装着して、フォアグリップの代用とするものある。
 また、[[M870 MCS>レミントン M870]]や[[KSG>散弾銃/ケル・テック KSG]]のように、[[ソードオフ]]や[[ブルパップ]]タイプの[[ポンプアクション]]ショットガンでは、ポンプアクションを行いやすい利点もある。

 ちなみに、ロボット物などの武器で見られる横向きに取り付けたフォアグリップは、実際にやってみると大変筋力を必要とし、少なくとも長時間の保持には全く向かない。((ただし[[ネゲヴSF>軽機関銃/IMI ネゲヴ]]や[[Mk.46>FN ミニミ]]など、角度や位置が左側にオフセットされたフォアグリップを備えている場合もあるが、これは、大型のボックスマガジンが邪魔で腕が回らないため。))

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