*ヒューズ TOW / Hughes Aircraft TOW 【対戦車誘導弾】 [#zfcc4086]
#author("2023-12-22T11:52:43+09:00","default:user","user")
*ヒューズ TOW / Hughes Aircraft TOW 【対戦車誘導弾】[#vdb1d60e]
#ref(tow.jpg,center,nolink,ヒューズ TOW)
|モデル|全長(弾体のみ)|弾体重量,弾頭重量|口径(弾体直径)|装弾数|製造国|h
|~TOW2B|121.9cm|22.6kg,12.4kg|14.9cm|1|アメリカ|

 1970年、ヒューズ エアクラフトがアメリカ陸軍向けに開発した[[対戦車ミサイル>対物火器]]。TOW(トウ)とは発射や誘導方式を表した『Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided』の略称であり、対戦車ミサイルとしては第2世代に属する。 アメリカ軍での制式名はBGM-71。
 ロケットモーターは一般的なミサイルとは異なり弾体側面に配置されており、尾部には誘導用のワイヤー(電線)を繰り出すリールと、誘導用のランプが仕込まれている。発射後はこのランプの光を照準器が捉え、光点(つまりミサイル)が目標に接近・命中するようにワイヤーを通じて誘導する。このため、ミサイルが命中するまで射手と発射機はその場を動けないが、照準・誘導が半自動化されているため、全て目視に頼っていた第1世代のミサイルよりもはるかに簡便で命中率も高い。また飛翔速度も高いので命中までの時間も短縮されている。
 1970年、ヒューズ・エアクラフトが[[アメリカ陸軍]]向けに開発した[[対戦車ミサイル>対物火器]]。TOW(トウ)とは発射や誘導方式を表した『Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided』の略称であり、対戦車ミサイルとしては第2世代に属する。 アメリカ軍での制式名はBGM-71。
 ロケットモーターは一般的なミサイルとは異なり弾体側面に配置されており、尾部には誘導用のワイヤー(電線)を繰り出すリールと、誘導用のランプが仕込まれている。発射後はこのランプの光を[[照準器]]が捉え、光点(つまりミサイル)が目標に接近・命中するようにワイヤーを通じて誘導する。このため、ミサイルが命中するまで射手と発射機はその場を動けないが、照準・誘導が半自動化されているため、全て目視に頼っていた第1世代のミサイルよりもはるかに簡便で命中率も高い。また飛翔速度も高いので命中までの時間も短縮されている。
 最新型TOW2Bの装甲貫通力は700mm以上。射程も長く、最大有効射程は3.75km、これを21秒で飛翔する。
 ミサイル本体は輸送用コンテナを兼ねたチューブに収められており、これをランチャーにセットして発射する。一応歩兵での運用も可能だが、総重量100kgを優に超すため((最もポピュラーなM220ランチャーの場合、ランチャー本体92.89kg、誘導システム一式23.97kg。これにミサイルと発射チューブの重量が加わる。))、軽車両やヘリに搭載しての運用が一般的である(特にM2.M3ブラッドレー歩兵戦闘車に搭載されているのが有名)。
 ミサイル本体は輸送用コンテナを兼ねたチューブに収められており、これをランチャーにセットして発射する。一応歩兵での運用も可能だが、総重量100kgを優に超すため((最もポピュラーなM220ランチャーの場合、ランチャー本体92.89kg、誘導システム一式23.97kg。これにミサイルと発射チューブの重量が加わる。))、HMMWVなどの軽車両やベルAH-1ヒューイコブラなどのヘリに搭載しての運用が一般的である(特にM2.M3ブラッドレー歩兵戦闘車に搭載されているのが有名)。

 TOWは西側諸国に広く採用されたほか、冷戦終結後はハンガリーやリトアニアといった旧共産圏諸国にも輸出されるようになり、今や対戦車ミサイルの代表的存在となっている。その間も改良が続けられ、先端に伸縮式の『角』を設けて射程と貫通力を増したITOW、弾頭を大型化したTOW2を経て、トップアタック(装甲の薄い戦車の上面を攻撃する)能力を追加したTOW2B(BGM-71F)が現在の主力である。また対戦車型だけでなく、塹壕などを攻撃するバンカーバスター型(BGM-71H)も存在する。
 現在はレーザー誘導や撃ち放し能力など、より優れた誘導システムを持つ第3世代ミサイルが登場し始めているが、採用各国ではまだまだTOWが主力の地位を守り続けている。最近ではイラク戦争において、潜伏中のサダム フセインの長男ウダイ、次男クサイを攻撃する際にも使用された。
 TOW自身も、さらに撃ち放し能力を追加した『TOW F&F(Fire-and-Forget;撃ったら忘れる)』などが計画されているものの、今のところ具体化されていない。
 現在はレーザー誘導や撃ち放し能力など、より優れた誘導システムを持つ第3世代ミサイルが登場し始めているが、採用各国ではまだまだTOWが主力の地位を守り続けている。最近ではイラク戦争において、潜伏中のサダム・フセインの長男ウダイ、次男クサイを攻撃する際にも使用された。
 TOW自身も、さらに撃ち放し能力を追加した『TOW F&F(Fire-and-Forget;撃ち放し)』などが計画されているものの、今のところ具体化されていない。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|ARMS -アームズ-|漫画|レッド キャップス航空兵|AH-1に搭載|
|[[Op.ローズダスト>市ヶ谷シリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[Twelve Y.O.>市ヶ谷シリーズ]]|−|−|項目参照|
|ARMS -アームズ-|漫画|レッド・キャップス航空兵|AH-1ヒューイ・コブラに搭載|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[WarRock]]|−|−|項目参照|
|[[アームド・アサルト]]|−|−|項目参照|
|[[アイアンマン]]|−|−|項目参照|
|[[市ヶ谷シリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[宇宙戦争]]|−|−|項目参照|
|[[エンゼルコップ]]|−|−|項目参照|
|[[ガメラ2 レギオン襲来>ガメラ]]|−|−|項目参照|
|[[ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ブラックオプス]]|−|−|項目参照|
|[[ゴジラ]]|−|−|項目参照|
|[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]|−|−|項目参照|
|[[コン・エアー]]|−|−|項目参照|
|[[ザ・ワールド・イズ・マイン]]|−|−|項目参照|
|[[ジオブリーダーズ]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド]]|−|−|項目参照|
|[[シティーハンター(アニメ版)>シティーハンター]]|−|−|項目参照|
|[[スーパーマン]]|−|−|項目参照|
|[[スプリガン]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド2]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 3]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー2]]|−|−|項目参照|
|[[バレットウィッチ]]|−|−|項目参照|
|[[ブラック ラグーン]]|−|−|項目参照|
|富豪刑事 Balance:UNLIMITED|アニメ|神戸 大助|2話&br;AH-1ヒューイ・コブラの左右のスタブウィングに計8基搭載&br;発射シーン無し|
|[[ブラック・ラグーン>BLACK LAGOON]]|−|−|項目参照|
|ブラック★★ロックシューター DAWN FALL|TVアニメ|平和構築軍兵士|HMMWVの武装|
|[[マーセナリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[ルパン三世]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Wikimedia Commons>http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Tow_atm.jpg]]から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
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