ハンドガード / Handguard

 ハンドガードは、射手が添え手で握る部位(フォアエンド)に相当し、発砲による銃身過熱から射手を保護するため、銃身を覆うように装着されている部品である。

 通常、放熱用の穴が設けられ、また、直接熱がハンドガードに伝わるのを防ぐため、内側に遮熱用の金属板が設けられている銃もある。M4カービンのハンドガードなどは、この金属板が2枚組のため、M16A2のものと比べ、太くなっている。
 現代の自動小銃突撃銃では、各種アクセサリー装着用のマウントレールをボルトオンで備えたものや、軽合金からの削り出しや強化プラスチックによりレール一体型としたレイルドハンドガードが普及している。

 銃身に接している旧来の構造のハンドガードでは、ハンドリングやアクセサリー装着による銃身負荷で、命中精度に影響を与えてしまう欠点がある。そのため、機関部のみと結合する設計としたり、RASのような合金製のハンドガードをアッパーレシーバーとモノリシック(一体化)設計としたりすることで、フリーフロート仕様にしている銃も見られる。


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  • AKはハンドガードが小さいから…とか聞いたことがあるんですけど、やはりハンドガードが大きいと放熱などで有利なのでしょうか? -- 2016-04-08 (金) 21:53:04
  • ↑セトメモデロLは始めは銃身下部全体にハンドガードが伸びてたけど、熱がこもってハンドガードの全長が短縮されたって例があるから、大きけりゃいいってもんでもないと思うよ。放熱口や面積の話もあるのでは? -- 2016-04-08 (金) 23:23:56
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