*ハンドガード / Handguard
 ハンドガードは、発砲時の銃身過熱から射手を保護するため、銃身に装着されている部品である。銃身を覆うように固定するハンドガードは、発砲により内部に熱がこもりやすいので、放熱用の穴が設けられている。またハンドガードに熱が伝わるのを防ぐため、内側には遮熱用の金属板が設けられている([[コルト M4]]はこの金属板が2枚組のため、[[M16A2>コルト AR15A2]]と比べハンドガードが肉厚になっている)。
 元々は射撃時のハンドリング用として使われるものだったが、現代の[[自動小銃]]・[[突撃銃]]では、各種アクセサリー装着用の[[マウントレール]]を載せておくスペースとしての役割も兼ねている。
 ハンドガードは、射手が添え手で握る部位に相当し、発砲による銃身過熱から射手を保護するため、銃身を覆うように装着されている部品である。通常、放熱用の穴が設けられ、直接熱がハンドガードに伝わるのを防ぐため、内側に遮熱用の金属板が設けられている([[コルト M4]]はこの金属板が2枚組のため、[[M16A2>コルト AR15A2]]と比べハンドガードが肉厚になっている)ものもある。現代の[[自動小銃]]・[[突撃銃]]では、各種アクセサリー装着用の[[マウントレール]]を備えたものが普及している。

 銃身に接している従来のハンドガードでは、ハンドリングやアクセサリー装着による銃身負荷で、命中精度に影響を与えてしまう欠点がある。そのため、ハンドガードを機関部のみに固定する[[RAS>レイル インターフェイス システム]]や、アッパーレシーバーとモノリシック(一体化)設計にすることで、[[フリーフローティング>フリーフローティングバレル]]仕様にしている銃も見られる。
 銃身に接している旧来の構造のハンドガードでは、ハンドリングやアクセサリー装着による銃身負荷で、命中精度に影響を与えてしまう欠点がある。そのため、機関部のみと結合する設計としたり、アッパーレシーバーとモノリシック(一体化)設計としたりすることで、[[フリーフロート>フリーフローティングバレル]]仕様にしている銃も見られる。
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