*トンプソン コンテンダー / Thompson Contender [#f6c880d1]
#ref(G2Contender.jpg,center,nolink,トンプソン・センター G2コンテンダーピストル 14in.)
|銃身長|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~12in.|394mm|1587g|[[.22LR>口径]]〜[[5.56mmx45>口径]]&br;など各種|1|アメリカ|
|~14in.|444mm|1700g|~|~|~|

 1967年にアメリカのトンプソン・センターアームズ(Thompson/Center Arms)が開発した、狩猟用の中折れ式[[拳銃]]。.22LRからライフル弾まで、ありとあらゆる種類の弾丸を撃てるという変わり種。
 拳銃と言うよりは小型のライフルのようなスタイルをしているが、構造は極めて単純で、中折れ式のバレルとトリガー、その他発射に必要な最低限のメカニズム以外、一切なし。マガジンもなければボルトもない。弾の装填も、いちいち手で行うという潔さである(空薬莢も指でつまみ出す)。
 その代わり、バレルとわずかな部品の交換・調整だけで、多種多様な弾薬に対応可能。シンプルなだけあって強度も高く、強力なライフル弾の発射にも十分耐えられる。
(上記スペック表では代表的な口径のみ記しているが、ほかにも数多くの弾薬を発射可能)

 どちらかと言えば「色物」に近い銃で、実際、当初は売り上げがなかなか伸びなかったらしいが、アメリカで盛んなメタルシルエットハンティング競技で、思わぬ脚光を浴びることになる。動物の形(シルエット)に切り抜いた重い金属板を『弾く』この競技では、威力のある弾丸を使う方が有利となる。コンテンダーはライフル弾を発射できる上に精度も高く、シューター達の間で評判となり、一転、『売れっ子』に大化けしたのである。銃の世界にも『シンデレラストーリー』はある、というお話。

 2000年代に入ってからはグリップフレームを見直したG2コンテンダーにバージョンアップしており、売れ行きは好調だという。更に、コンテンダーよりも一回り大きく、より強力な弾薬を使用できるアンコール(Encore)も販売されている。
 さらにコンテンダー、アンコールの好調あってか、つい先頃、トンプソン・センターアームズは晴れて[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]グループに招かれることとなった。
 ちなみに、[[トンプソン短機関銃>オートオードナンス トンプソン]]とは一切関係ない。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|Fate/Zero|小説|衛宮 切嗣|14インチバレル,使用弾薬.30-06スプリングフィールド&br;(実銃にはない口径)|
|[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照|
|スクールランブル|漫画|烏丸大路|エアソフトガン(デジコン・ターゲット?)|
|[[トライガン]]|−|−|項目参照|
|[[ハード・ターゲット]]|−|−|項目参照|
|ハードボイルド 新・男たちの挽歌|映画|ジョニーの用心棒|病院地下武器庫で使用|
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CENTER:このページの画像は[[Thompson/Center Arms>http://www.tcarms.com/]]から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
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