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*ダネル PAW-20 "ネオパップ" / DENEL PAW-20 "Neopup" 【擲弾発射器】
#ref(paw20.jpg,center,nolink,neopup)
|全長(伸長時)|全幅|全高|銃身長|重量|口径|装弾数|発射形式|銃口初速|製造国|h
|770(845)mm|130mm|185mm|375mm|6kg(未装弾)|20×42mm|6/7|S|310m/sec|南アフリカ|
PAW-20(Personal Assault Weapon, 20mm)はジェマコ・エイブリー社のトニー・ネオフィートゥにより設計され、南アフリカのダネル社によって製造・販売されている、ユニークな[[セミオートマチック>セミオート]]・[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]である。グリップとトリガーグループが機関部右側面に位置しており((このため、通常とは逆の左排莢である。))、一般的な銃と比べて独特なレイアウトとなっている。
作動方式はロータリーボルトで閉鎖する[[ガスオペレーション]]。銃身及びボルトグループが、発砲時におよそ75mmほどポリマー製ハウジングの中で後座する駐退装置が組み込まれ、携帯火器としては大口径ながら、個人でコントロールできるレベルまで反動を低減させることに成功している。またこの機構を利用して、収納時は若干全長を短くして保管できる。
本体上部には、左右に平行して2つの[[ピカティニーレール]]が取り付けられており、通常はレシーバー上部のレールに[[ドットサイト>ダットサイト]]や[[ナイトビジョン>暗視装置]]、右側のグリップ上部のレールに[[レーザーサイト]]が取り付けられる。
#ref(paw20_effect.jpg,left,around,nolink,上二つHEI、3ｍｍ鉄板と1mm鋼板に対して。左下SAPHEI、3ｍｍ鉄板。右下APC、8mm装甲板。各距離は100mにおいて。)
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弾薬は専用に開発された20mm×42弾。全長が110mmの比較的短いストレートケースの弾薬で、6連発のロータリーマガジン、または7連発のボックスマガジンで給弾される。弾頭重量はおよそ110gで、弾種は演習弾(P/P-T)、焼夷榴弾(HEI)、準徹甲焼夷榴弾(SAPHEI)、被帽付曳光徹甲弾(APC-T)の4種が用意されている。榴弾の信管は、いずれも接触信管である。((公式ビデオ>http://www.youtube.com/watch?v=mlmn4-d1jKg))
20×42mm弾は、一般的な40mmグレネードに比べ弾頭重量が3/5程度しかないが、初速は4倍に達する。これにより距離300ｍの目標への到達時間は、40mm弾が4.66秒かかるのに対し、20mm弾は1.025秒で到達可能だ。しかも40mmグレネードは最大高25m弱の山なり弾道であるのに対し、20×42mm弾はまっすぐな低伸弾道で到達し、これに速射性をあわせ、ミドルレンジでの制圧力は非常に優れているとしている。有効射程は面目標で1,000m、点目標で600m、制圧火器としては800mまで有効とされる。((参考サイト>http://www.neopup.co.za/Paw%20A4%20web.pdf))
射手の戦闘携行弾数はおよそ60〜80発で、[[M79グレネードランチャー>コルト M79]]などと違い、本銃をもって自衛火器を兼ねることができ、他に[[アサルトライフル>突撃銃]]や[[サブマシンガン>短機関銃]]など余分な装備を携行する必要がない、としている。
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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[第9地区]]|−|−|項目参照|
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