主に軍・法執行機関といった場で使用されるフラッシュライト(懐中電灯)の一種。単に暗闇を照らすだけでなく、CQCでは強烈な閃光で敵を怯ませるという使い方もある。
銃とセットで運用されることが多く、拳銃の場合は片手で銃を構え、もう片方は逆手でライトを持つ。両手で扱う長物の銃では、銃本体にライトを装着して使用する(この場合は、“ウェポンライト”とも呼ばれる)。装着方法は、マウントレールに固定するのが主流だが、一部の銃ではハンドガードやフォアグリップに予めライトが組み込まれている(H&K MP5やモスバーグ M500など)。
タクティカルライトは過酷な環境での運用を想定しているので、バッテリーや電球はタフであることが必須である。そのため、長時間の点灯が可能なリチウムバッテリーや、高輝度・長寿命・省エネが特徴のキセノンランプやLEDランプが用いられることが多い。
例として、シュアファイア製のLEDタクティカルライトは、約72時間の連続点灯が可能である。ちなみにこのメーカーからは、ストライクベゼルという打突用スパイクが設けられているライトが販売されている。
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