*タウルス ミレニアム/Taurus Millennium [#tmpt1119]
#ref(Millennium_pro_111BP-12.jpg,center,nolink,タウルス ミレニアム プロ M111BP-12)
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~PT111|156mm|530g|[[9mmx19>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT132|156mm|564g|[[.32ACP>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT135|156mm|530g|[[.357SIG>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT138|156mm|530g|[[.380ACP>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT140|156mm|530g|[[.40S&W>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT145|156mm|629g|[[.45ACP>口径]]|10+1|ブラジル|
|~PT745|152mm|590g|[[.45ACP>口径]]|6+1|ブラジル|

 ブラジルの[[タウルス]]社が1998年に開発した護身用[[自動拳銃]]。
 それまでの同社の自動拳銃は、[[M92>ベレッタ M92]]など[[ベレッタ]]社製品のライセンス生産やアレンジタイプが主流だったが、本銃は[[ダブルアクション]]オンリーの[[ストライカー>ストライカー システム]]式で[[ポリマーフレーム]]を採用するなど、むしろ[[グロック 26]]シリーズを意識した設計となっている。ただし、同銃独自の安全対策(兼訴訟対策)として[[ファイアリングピンブロック>AFPB]]、マニュアルセイフティ、タウルス独自のキーによるロック機能などが追加されている。
 また、スライドの素材にスチールやステンレスの他、チタンを採用しているのも特徴。チタンはステンレス並みの耐蝕性を備えながらもスチールの約半分の質量であり、銃全体の軽量化やリコイルショックの軽減に貢献している。従来、チタンは高価な上に加工も難しかったが、技術の進歩により、近年は小型の銃火器への応用も進みつつある。タウルス社は特に導入に熱心で、チタン製[[リボルバー>回転式拳銃]]などを多数ラインナップしており、ミレニアムもこの流れに乗った製品である。
 安価ではあるが性能は比較的高く、[[AWB]]による装弾数規制もあってアメリカでの人気も高い。
 ただし、金属性スライドとポリマー製フレームの兼ね合いで、撃発500発を超えた辺りでフレームにひびが入ったりピンが折れるなどの破損が報告されており、耐久性については問題があると言われている(ただし護身用としては十分であり、本来スポーツに使うような銃ではない)。

  2003年には、より操作性を追及したデザインとなった『ミレニアム プロ』が登場。一部のモデルでは[[シングルアクション]]のバリエーションが追加されており、AWB失効後には9mmx19と.380ACPモデルにおいて12発の装弾数を持つバリエーションが追加されている。ただ、現在は何故か同社のホームページからチタンスライド製品が削除されてしまっている。
 後に同社はこれをベースに新型自動拳銃のPT24/7を開発した。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[ガンスリンガー ガール]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[TAURUS USA社>http://www.taurususa.com/]]から転載しています。
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