スパイ エンジェル/WILDE ENGEL

2001,ドイツ

 ドイツの民間放送、ARDで放映されたTVドラマ。
 ケルン警察に任用されたばかりという超新米婦人警官のレーナ。射撃の名手であり、ヘリ操縦資格を持つ銀行の頭取でもある資産家令嬢のフランチェスカ。腕の立つ格闘家で、メカにめっぽう強いが、以前に犯した自動車の違法改造行為が原因で執行猶予中のラーべの美女3人組。
外見も性格も違えば、生い立ちも現在の生活環境もまるで異なる共通点の全くないというこの3人が、警察学校の法律教官(刑事訴訟法)でありながら実は国の機関であるBKA(内務省 連邦刑事局)の捜査官である謎めいた男、グロスマンからの依頼を受け、警察も手出しできない事件の捜査に活躍するアクション。
 
 ストーリー的にはドイツ版のチャーリーズ・エンジェルスといったところで、70年代には同名の作品がアメリカで製作されているが、内容は本家とは全く別次元の存在であり、アウトバーンコップシリーズのスタッフによる、本物の火薬を使用した大規模な爆破や大型トラックを吹き飛ばすような派手な銃撃戦、ベンツやBMWといった高級車(それも本物)が次々とクラッシュする市街地でのカーチェイスなど、見ている者の度肝が抜かれるような映画さながらのシーンが連続する。

劇場版

登場人物使用銃器備考
レーナ・ハイトマンシグザウエル P228ケルン警察から支給された官給品(制式採用と思われる)
国防軍演習場での銃撃戦で使用
クリスチャン・ラーべシグザウエル P228レーナの父親のものを借用
フランチェスカ・ボーガルトCZE Cz75Bステンレスモデル
レーナ救出時に使用(おそらくは個人所有の銃]]
ドイツ国防軍兵士(陸軍)H&K G36E
IMI ウージー?
演習場の撃ち合い及び終盤の銃撃戦で使用
ケルバー警部補シグザウエル P228序盤でミヒャー殺害に使用
レーナの父親シグザウエル P228ケルバー拘束に使用
(戦車の砲塔に動揺したケルバーから奪う)
GSG9隊員H&K MP5A5?冒頭のヘリ内部シーンで登場(発砲なし)

TVシリーズ

登場人物使用銃器備考
レーナ・ハイトマンシグザウエル P226?
SIG SP2009
H&K USP
グロック17
ワルサーP99
オープニングのラストカットに登場
BKAからの支給品?(1話のカーチェイス時に使用)
コンパクトモデル(おそらく警察正式のP10)
2ndモデル
違法臓器移植執刀医から奪ったもの
産業スパイ(元恋人)追跡時に使用
クリスチャン・ラーべグロック17『残り4時間』で登場
立体駐車場最上階での銃撃戦に使用
フランチェスカ・ボーガルトシグザウエル P228ハーフシルバーモデル
BKA車列襲撃時に使用
SEK隊員H&K MP5A5?
H&K MP5K?
H&K G36C
1話の終盤に登場(全機種発砲せず)
WAT社幹部CZE CZ75B
S&W M6906
シルバーフィニッシュ
ケルン警察制服警官H&K USPコンパクトおそらくP10
イザベラの部下追跡時に使用
イザベラの部下USSR RPG7フル ブレイク
BKA車列に向けて橋に上から使用
イザベラシグザウエル P230SL
BKA職員シグザウエル P226?
H&K MP5A5?
グロック17
グロスマンの運転手が携行(車列襲撃時に使用)
病院警備チームが携行(一部はMP5A3)
移植用心臓強奪犯のヘリに向かって使用(レーナに制止される)

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