スパイ エンジェル/WILDE ENGEL

2002,ドイツ

 ドイツの民間放送、ARDで放映されたTVドラマ。
 ケルン警察の新米婦人警官であるレーナ、ヘリ操縦資格を持つ銀行頭取で資産家のフランチェスカ、格闘家でメカにめっぽう強いが以前に犯した罪が原因で保護観察中の身であるラーべ。外見も性格も違えば、生い立ちも現在の生活環境もまるで異なる共通点のない3人が、警察学校の法律教官(刑事訴訟法)でありながら実は国の機関であるBKA(内務省 連邦刑事局)の幹部である謎めいた男グロスマンからの依頼を受け、警察も手出しできない事件の捜査に活躍するアクション。
 
 ストーリー的にはドイツ版のチャーリーズ エンジェルスといったところで、70年代には同名の作品がアメリカで製作されているが、内容は本家とは全く別次元の存在であり、アウトバーンコップシリーズのスタッフによる、本物の火薬を使用した大規模な爆破や大型トラックを吹き飛ばすような派手な銃撃戦、ベンツやBMWといった高級車(それも本物)が次々とクラッシュする市街地でのカーチェイスなど、見ている者の度肝が抜かれるような映画さながらのシーンが連続する。

劇場版

登場人物使用銃器備考
レーナSIG P228?ストーリー序盤から携帯
ケルン警察から支給された官給品(制式採用と思われる)
ラーべSIG P228?レーナの父親から彼女を介して借用したもの
フランチェスカCZE Cz75Bステンレスモデル
レーナ救出時に使用(おそらくは個人所有の銃]]
ドイツ国防軍兵士(陸軍)H&K G36E
IMI ウージー?
演習場の撃ち合い及び終盤の銃撃戦で使用
GSG9隊員H&K MP5A5?冒頭のヘリ内部シーンで登場(発砲なし)

TVシリーズ

登場人物使用銃器備考
レーナSIG P226?
SIG SP2009?
H&K USP
グロック17
ワルサーP99
オープニングのラストカットに登場
BKAからの支給品?(1話のカーチェイス時に使用)
コンパクトモデル(おそらく警察正式のP10)
2ndモデル
違法臓器移植執刀医から奪ったもの
産業スパイ(元恋人)追跡時に使用
ラーべグロック17『残り4時間』で登場
立体駐車場最上階での銃撃戦に使用
フランチェスカSIG P228?ハーフシルバーモデル
BKA車列襲撃時に使用
SEK隊員H&K MP5A5?
H&K MP5K?
H&K G36C
1話の終盤に登場(全機種発砲せず)
WAT社幹部CZE Cz75B
S&W M6906?
ステンレスモデル
イザベラの部下USSR RPG7フル ブレイク
BKA車列に向けて橋上から使用
イザベラSIG P230?ステンレスモデル
BKA職員SIG P226?
H&K MP5A5?
グロック17
グロスマンの運転手が携行(車列襲撃時に使用)
病院警備チームが携行(一部はMP5A3)
移植用心臓強奪犯のヘリに向かって使用(レーナに制止される)

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