被弾した相手の行動能力を奪う力のこと。対象が人間の場合にはマンストッピングパワーということもある。
弾丸が相手の神経系をどれだけ破壊できるかの総合的な指標であり、弾丸の質量が大きいほど基本的にストッピングパワーは高いと云えるが、弾頭の変形など様々な要素が絡み合ったものなので、前の条件が必ず該当するとは限らないのが難しいところ。
基本的には、弾丸の直径(口径)が大きく、命中時の速度が高速なほどストッピングパワーは大きくなる。また、FMJ(フルメタルジャケット)のような変形しにくい弾頭よりも、ソフトポイントやホローポイントなどの変形しやすい弾頭の方が、人体に対する破壊力が高く、ストッピングパワーも高い。
一般的には、拳銃弾よりライフル弾の方がストッピングパワーが高い。これはライフル弾の場合、拳銃弾と比べて高速かつ弾丸の質量も大きいためである。例えば.308WIN(7.62mm×51)は9mmパラベラム(9mm×19)よりもストッピングパワーが高い。
ライフル弾の中でも軽量、小口径で、普通に考えるとストッピングパワーの低そうなSS109(5.56mm×45)やSS190(5.7mm×28)などは、人体などの柔らかい物体に命中すると横転し、破壊力を増すように設計されている。
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