19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した、アメリカの天才銃器デザイナー。発音としては「ブラウニング」もしくは「ブラゥニング」が近いが、日本で「銃器デザイナーのBrowning」といえば一般に「ブローニング」とされる。著名なアメリカ人ピアニストのジョン・ブラウニングとは勿論無関係。
近代銃と云える銃の設計思想は彼のアイディアから端を発し、今なおその枠を抜けきっていない。20世紀初頭に彼が設計、或いは関わったコルト ガバメントやFN ハイパワー、Cal.50?が未だ現役であり、それらのコピー及び発展系モデルと共に世界各国で使用されているのは、その証左と云える。発射ガスを利用したセミオートの概念も彼のもの。
また彼は熱心なモルモン教信者であり、彼が銃器を設計した理由も『強力な兵器が沢山作られれば、それが抑止力となって戦争は少なくなる』と云う物であった。しかしそれら銃器によって現代戦と云う大量殺戮手段の扉が開かれたのは大いなる皮肉である。
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