ジャッジ・ドレッド / Judge Dredd

1995年、アメリカ映画
監督:ダニー・キャノン

・ストーリー
 21世紀に入ると世界情勢は激変した。気候変動や国家の崩壊、土壌汚染による砂漠化の進行・・・いつしか地球は“呪われた地”と呼ばれるようになった。
 生き残った人々は各地に建造された巨大都市・メガシティー*1で暮らしていたが、そこは上層区域と下層区域の格差が激しい、まさに天国と地獄が並存するような世界。加えて暴動や凶悪犯罪が蔓延り、従来の法システムでは対処しきれないという問題も抱えていた。
 そこで、より攻撃的な法システム「ジャッジ・システム」が構築される。司法権と刑罰権、両方の行使能力を備えたエリート集団を編成し、日常的に発生する犯罪に即時刑執行で対処しようと考えたのだ。警察官であり、裁判官であり、死刑執行人である彼らは・・・ジャッジと呼ばれた。

・作品解説
 原作はイギリスの同名コミック。Rebellion Developments社からは、FPSゲーム『Judge Dredd: Dredd Vs. Death』が発売されている。
 2012年には、新作3D映画『Dredd(邦題未定)』(監督:ピート・トラヴィス、主演:カール・アーバン)が公開予定である。続編*2ではなく、新ストーリーとして展開される模様。

・ローギバー (Lawgiver)
 劇中登場するジャッジに支給されている制式拳銃。映画に登場するモデルは「ローギバー MkII」である。
 セミオート/フルオートの切り替えが可能で、通常弾の他にも様々な弾丸が使用できる。ラピッドファイア(連射モード)、炸裂弾、徹甲弾、照明弾、ダブルワーミー(2発の弾丸を異なる方向に同時発射。日本語字幕や吹替えでは「ダブルショット」となっている)といった各発射モードは内蔵コンピュータで管理され、音声認識で発射モードを選択する。
 発射された弾丸の一つ一つには、使用者のDNA情報が記録され、誰が発砲したかが分かる仕組みになっている(劇中、発射された弾丸を証拠品として扱うシーンがある)。ローギバーの使用者はジャッジに限定され、ジャッジ以外の人間が触れると強力な電気ショックが流れる。そのため、万が一犯罪者の手に渡ってしまった場合でも、悪用される危険性は無い。

使用者銃器名備考
ジャッジ・ジョセフ・ドレッドローギバー MkII機能の詳細は欄外参照
レミントン M870近未来カスタムモデル
ファーゴ長官の銃を借用
ジャッジ・リコ・ドレッドローギバー MkIIハモンド夫妻の殺害時に使用
機能の詳細は欄外参照
ジャッジ・バーバラ・ハーシーローギバー MkII機能の詳細は欄外参照
チーフジャッジ・ユースタス・ファーゴレミントン M870近未来カスタムモデル
エンジェル一家のアジトで使用
ジャッジ・グリフィンS&W M5906近未来カスタムモデル
自分の腕を撃つ
ジャッジ(その他)ローギバー MkII機能の詳細は欄外参照
ブロック・ウォーロードレミントン M870近未来カスタムモデル
シグザウエル P228
暴動者AKS47
レミントン M870近未来カスタムモデル
エルマー・“Pa”・エンジェルCZE Cz75近未来カスタムモデル
コンペンセイター装着
スコープ装着
ジュニア・エンジェルRPG7近未来カスタムモデル
囚人輸送艇を撃ち落とす際に使用
ルガー P08ガイガーズ・バザールの商品
MAT モデル1949
スプリングフィールド M1903
AK47
コルト AR15

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • メガシティーの警備兵やアスペン刑務所の警備兵が使う架空銃もあるのですが、元銃が何かは不明でした・・・ -- 2010-10-16 (土) 01:14:36
  • 警備兵のライフルは、AK系のステージ化らしいですが、原型留めてないですよね・・・ -- Macchi? 2010-10-16 (土) 12:50:34
お名前:

*1 アメリカ東海岸に「メガシティー1」、カリフォルニア州西海岸に「メガシティー2」が存在する。
*2 『Judge Dredd: Possession』、『Judge Dredd: Dredd Reckoning』という2つの映画化が企画されていたが、こちらは没になったようだ。

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