・ストーリー
FBI捜査官時代のトラブルで、田舎の保安官事務所に左遷されたマーク(アーノルド・シュワルツネッガー)。ある日、元上司からFBI復帰を条件に、シカゴマフィアに潜入捜査をしてほしいと頼まれる。
依頼を承諾したマークは、偽装事故で自らの存在を抹消。ジョセフ・P・ブレナーという別の人物になりすまして、暗黒社会に身を投じるのだった―――
・ストーリー
『ターミネーター』でブレイクを果たしたとはいえ、シュワルツネッガーがまだ、シルベスター・スタローンの後塵を拝していた頃の一作。原題の“Raw Deal”とは、日本語では「やくざ者」に相当する隠語だが、邦題はおそらく、同時期に公開された『コブラ』を意識したものと思われる。
ただし、本作はいわゆる「潜入捜査官」を扱っており、作風は大きく異なる。まだ駆け出しで演技はぎこちないものの、暗黒街に潜入したシュワルツネッガーのダーティな振る舞いも、他ではなかなか目にかかれない。
なお、シカゴマフィアのドン、パトロヴィータを演じるサム・ワナメイカーは、奇しくも(?)シカゴの出身だが、1950年代、映画界にも吹き荒れた“赤狩り”の嵐に追われて英国に脱出。アメリカ出身でありながら、キャリアの大部分を英国で過ごしたという逸話を持つ。
1980年代に入って、TVムービーを主に徐々にアメリカ映画にも復帰し始めていたが、本作はワナメイカー晩年の代表作の一つとなった。(1993年、英国・ロンドンで死去)
使用者 | 銃器名 | 備考 |
マーク・カミンスキー | ダン・ウェッソン M15 | 採石場への殴り込みで使用 |
S&W M27 | スナブノーズモデル ラマンスキーの運転手、情婦を脅す | |
S&W M15 | スナブノーズモデル 元はマフィアの銃 ラストでバクスター検事に渡し、自決を迫る | |
インターナショナル・オードナンス MP2 (International Ordnance MP2) | 車のフロントガラスを破るのに使用 | |
H&K HK94 | サプレッサー装着 フォアグリップ装着 | |
ウージー風M10 サブマシンガン | ウージー風に改造した、通称“ウジグラム” ラストの殴り込みで使用 元はマフィアの武器? | |
コルト XM177 | ラストの殴り込みで使用 元はマフィアの武器? | |
モスバーグ M500 | ラストの殴り込みで使用 | |
ハリー・シャノン | S&W M586 | スナブノーズモデル 墓地での銃撃戦で使用 |
ベイカー | S&W M15 | スナブノーズモデル 麻薬取引の強制捜査時に使用 発砲なし |
シカゴ市警女性捜査官 | チャーターアームズ オフデューティー | 旧型,スナブノーズモデル (アンダーカバーかも?) 麻薬取引の強制捜査時に使用 発砲なし |
ルイジ・パトロヴィータ | S&W M64 | スナブノーズ |
マフィア構成員 | S&W M10 | − |
ダン・ウェッソン M15 | − | |
M10 サブマシンガン | − | |
ウージー風M10 サブマシンガン | ウージー風に改造した、通称“ウジグラム” | |
スプリングフィールド M14 | 序盤のFBI襲撃、中盤のラマンスキー狙撃(未遂)で使用 サプレッサー、スコープ装着 | |
M16A1 | − | |
コルト XM177 | − | |
水平二連式散弾銃 | − |
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