#author("2023-03-28T10:29:04+09:00","default:user","user")
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*コルト M79 / Colt M79 【擲弾発射器】[#w38d2141]
#ref(M79_0.jpg,center,nolink,M79 40mmグレネードランチャー)
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|737mm|3.0kg|[[40mm×46>口径#GLAmmo]]|1|アメリカ|

　1960年に[[アメリカ陸軍]]に制式採用された中折れ式の[[擲弾発射器]]。「サンパー(潰し屋)」、「ブルーパー(暴投)」などの愛称で呼ばれた。
　1950年代に従来の[[ライフルグレネード]]と迫撃砲の間を埋める火器として開発された。
　低圧で発射する40mm×46榴弾を使用するため、大口径の割に軽量コンパクトに仕上がっている。かつ[[弾薬]]の装填・排莢は[[二連式散弾銃]]と同じ中折れ式でシンプルかつ信頼性も高い。水平射撃と山なり軌道の関節射撃のため、調節可能なリーフ式の[[リアサイト>照準器]]や仰角を付けて構えやすい独特な形状の[[ストック>銃床]]を備えている。朝鮮戦争の戦訓から、分厚い防寒手袋をしていてもトリガーが引けるよう[[トリガーガード]]は横へ倒すことが可能だ。
　低圧で発射する40mm×46榴弾を使用するため、大口径の割に軽量コンパクトに仕上がっている。かつ[[弾薬]]の装填・排莢は[[二連式散弾銃]]と同じ中折れ式でシンプルかつ信頼性も高い。水平射撃と山なり軌道の関節射撃のため、調節可能なリーフ式の[[リアサイト>オープンサイト]]や仰角を付けて構えやすい独特な形状の[[ストック>銃床]]を備えている。朝鮮戦争の戦訓から、分厚い防寒手袋をしていてもトリガーが引けるよう[[トリガーガード]]は横へ倒すことが可能だ。

　ベトナム戦争における木々が密生したジャングル戦で北ベトナム軍の兵士に散々苦しめられることになったアメリカ軍((太平洋戦争で得たはずの南方戦線での戦訓は全く活かされなかった。))は、この事態を打開するべく、正確な狙撃よりも面制圧を主眼に置いた威力のある[[手榴弾]]を多用した。しかし人力による投擲では、その瞬間を狙撃される危険性が大きく、正確な投擲は兵士の技量に大きく依存した。いっぽうM79は最大射程400mと長射程かつ、障害物ごしなら10mの距離((戦場での最至近発射距離は32mと規定で決められており、40mm榴弾は一定距離以下の着弾では安全装置によって信管が作動しないようになっている。))に撃つこともでき、地面への据付作業が必要な迫撃砲と威力もさほど変わらないなど、使い勝手が良かった。そのため後継の[[M203>コルト M203]]が開発される1971年まで約35万挺が生産され、ベトナムを始め各地で使用された。なお、精度は比較的良く、訓練された兵士なら300〜400ヤード先の窓ガラス大の目標にも命中させられたという。
　ベトナム戦争における木々が密生したジャングル戦で北ベトナム軍の兵士に散々苦しめられることになったアメリカ軍((太平洋戦争で得たはずの南方戦線での戦訓は全く活かされなかった。))は、この事態を打開するべく、正確な狙撃よりも面制圧を主眼に置いた威力のある[[手榴弾]]を多用した。しかし人力による投擲では、その瞬間を狙撃される危険性が大きく、正確な投擲は兵士の技量に大きく依存した。いっぽうM79は最大射程400mと長射程かつ、障害物ごしなら10mの距離((戦場での最至近発射距離は32mと規定で決められており、40mm榴弾は一定距離以下の着弾では安全装置によって信管が作動しないようになっている。))に撃つこともでき、地面への据付作業が必要な迫撃砲と威力もさほど変わらないなど、使い勝手が良かった。そのため後継の[[M203>コルト M203]]が開発される1971年まで約35万挺が生産され、ベトナムを始め各地で使用された。なお、精度は比較的良く、訓練された兵士なら[[300〜400ヤード>ヤード・ポンド法の単位]]先の窓ガラス大の目標にも命中させられたという。

　弱点としては、エキストラクターが簡易で中折れ式散弾銃のように空薬莢を宙に放出出来ないため、薬室から0.5インチほど飛び出ているだけの高熱を帯びた薬莢を手で取りだす必要があること。
　また至近目標への発砲は、射手自身や味方への危険が伴うことから、ベトナム戦争の頃のM79射手には近接戦用として、[[M1911A1>コルト ガバメント]]や、M79で発射可能な[[バックショット弾やフレシェット弾>散弾銃の弾薬]]も支給されていた。M79とその弾薬を[[M16>コルト AR15]]のような主力歩兵銃と同時に携行するのは困難だったためだ。しかし、ピストルや40mmショットシェルは護身用といったレベルでしかなく、歩兵分隊の[[小銃]]火力が損なわれていたため、これを解消する為にM16の銃身の下へ装着して運用するアドオン式のM203が開発された。

　M203はアドオン式ランチャーとして地位を確固なものとしたが、M79もスタンドアローン式のランチャーとして、開発から半世紀を経た2010年時点でも米軍を始めとして各国で現役である。現代における運用国の一つにはベトナム戦争でアメリカと交戦したベトナムも含まれており、コピー生産も行われている。

　ジャングル戦の多かったベトナム戦争で運用されたため、携行しやすいよう[[銃床]]や銃身を[[切り詰められる>ソードオフ]]事も多かったが、銃身を4インチ切り落とした程度であれば、射手が習熟さえすれば射程や精度に問題は生じなかったとされている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[007 トゥモロー・ネバー・ダイ>007]]|−|−|項目参照|
|[[007（ゲーム）]]|−|−|項目参照|
|[[50 Cent：Bulletproof]]|−|−|項目参照|
|2SPICY|ゲーム|シンディー|中ボス|
|[[6のトリガー]]|−|−|項目参照|
|[[BANG!!2]]|−|−|項目参照|
|BLACK LIST No.1 法の外の住人たち|漫画|シオ・ベルスーズ|魔法弾|
|[[BLOOD+>BLOOD]]|−|−|項目参照|
|COLD FEAR|ゲーム|トム・ハンセン|[[ソードオフ]]&br;なぜか撃って一定時間後に爆発|
|CUFFS カフス-傷だらけの地図-第2章|漫画|GAT(ガット)ギャング|[[ガスガン>遊戯銃]]&br;特製グレネードを発射&br;[[スリング]]や[[スコープ]]装着の物もあり|
|~|~|沢渡 憂作(久宝 龍二)&br;塩沢 力丸|どちらもGATギャングから奪って使用|
|Dr.スランプ|漫画|則巻アラレ|「チビルくんのアルバイトの巻」&br;扉絵で所持&br;[[スリング]]で背中に携行|
|EME|小説|巽 蒼乃丞|−|
|[[killer7]]|−|−|項目参照|
|[[KILLING FLOOR]]|−|−|項目参照|
|planetarian（プラネタリアン）|アニメ|屑屋|−|
|[[RED/レッド]]|−|−|項目参照|
|[[SOCOM： U.S. Navy SEALs]]|−|−|項目参照|
|THE 歩兵2〜戦友よ先に逝け〜|ゲーム|−|ゲーム内名称「N79」、&br;N79の上位互換のゲーム内名称「N79−21」の2種類が登場|
|アイ・アム・ナンバー4|映画|ナンバー6|特殊な弾(電撃弾?)を使用&br;後半で使用|
|[[アヴァロン 灰色の貴婦人>アヴァロン#greylady]]|−|−|項目参照|
|[[アンチャーテッド]]|−|−|項目参照|
|[[ウォッチメン]]|−|−|項目参照|
|[[エクスペンダブルズ]]|−|−|項目参照|
|[[男たちの挽歌]]|−|−|項目参照|
|怪盗 山猫|TVドラマ|山猫|ロープを発射|
|[[カウボーイビバップ]]|−|−|項目参照|
|[[カウンターストライク オンライン>カウンターストライク]]|−|−|項目参照|
|[[学園キノ>キノの旅]]|−|−|項目参照|
|ガサラキ|アニメ|王重根|ブラックモデル|
|カフス -傷だらけの地図-|漫画|GATギャング|[[ガスガン>遊戯銃]]&br;弾頭はガソリンと火薬で自作|
|仮面ライダーカブト|特撮|加賀美 新&br;三島 正人|[[プロップガン]]&br;[[スリング]]装着&br;催涙弾を発射|
|ガルーダ|映画|特殊部隊|催涙ガス(?)弾を使用|
|[[キャット・シット・ワン]]|−|−|項目参照|
|キル・ゼム・オール 復讐請負人|小説|ウィリアム・スターク&br;ジェームズ&br;オマリー・マクドナルド&br;サイモン&br;アレックス|−|
|[[キングコング]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ ブラックオプス コールド・ウォー]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ： モダン・ウォーフェア2]]|−|−|項目参照|
|ご愁傷さま二ノ宮くん|アニメ|二ノ宮 涼子|第11話|
|[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照|
|サイフォンフィルター|ゲーム|エリック・ローマー&br;ガブリエル・ローガン|−|
|殺戮者カイン|小説|ジェームズ・L・ソロマン|[[ストック>銃床]]切詰&br;[[ソードオフ]]|
|[[サバゲっぱなし]]|−|−|項目参照|
|[[ジーザス]]|−|−|項目参照|
|[[シェルショック]]|−|−|項目参照|
|[[屍姫]]|−|−|項目参照|
|[[地獄の黙示録]]|−|−|項目参照|
|[[シティーハンター]]|−|−|項目参照|
|[[死の標的]]|−|−|項目参照|
|シャーマンキング|漫画|デンバット|−|
|[[処刑人]]|−|−|項目参照|
|[[女子攻兵]]|−|−|項目参照|
|ショックトルーパーズ|ゲーム|ロキ|−|
|[[ジョン・ウィック チャプター2>ジョン・ウィック]]|−|−|項目参照|
|[[スカーフェイス]]|−|−|項目参照|
|[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照|
|[[ゼロイン>ゼロイン(作品名)]]|−|−|項目参照|
|[[ソルジャーズ・アイランド]]|−|−|項目参照|
|[[ターミネーター]]|−|−|項目参照|
|[[ターミネーター：サラ・コナー クロニクルズ]]|−|−|項目参照|
|[[タイラー・レイク -命の奪還-]]|−|−|項目参照|
|[[ドライバー]]|−|−|項目参照|
|ドラゴンボール超|アニメ|レジスタンス|ガス弾を発射したことも|
|[[トリアージX]]|−|−|項目参照|
|[[忍弾]]|−|−|項目参照|
|熱笑!!花沢高校|漫画|吹山少年刑務所の看守|ガス弾を発射|
|[[ネバー・サレンダー 肉弾突撃>ネバー・サレンダー 肉弾凶器]]|−|−|項目参照|
|[[ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY>スーサイド・スクワッド]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード2]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード CODE：Veronica]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード アウトブレイク]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード ヴィレッジ]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザードシリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ]]|−|−|項目参照|
|[[パイナップルARMY]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド ハードライン]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー2]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド ベトナム]]|−|−|項目参照|
|[[パラサイト・イヴ]]|−|−|項目参照|
|[[ひぐらしのなく頃に]]|−|−|項目参照|
|[[ファークライ2]]|−|−|項目参照|
|[[フィアー・ザ・ウォーキング・デッド]]|−|−|項目参照|
|[[フォールアウト]]|−|−|項目参照|
|[[フォレスト・ガンプ/一期一会]]|−|−|項目参照|
|無頼伝 涯|漫画|"人間学園"教官|ゴム弾を発射|
|~|~|工藤 涯|上記の物を奪う&br;発砲なし|
|[[ブラック・ラグーン>BLACK LAGOON]]|−|−|項目参照|
|[[ブルーアーカイブ]]|−|−|項目参照|
|[[フルメタル・ジャケット]]|−|−|項目参照|
|[[フルメタル・パニック！]]|−|−|項目参照|
|[[マックス ペイン]]|−|−|項目参照|
|[[マッドマックス 怒りのデス・ロード>マッドマックス]]|−|−|項目参照|
|メカニカル バディ ユニバース|漫画|”泣き女隊”隊長|ストックを切り詰め、照準まで省略したソードオフモデル|
|メカニカル バディ ユニバース|漫画|”泣き女隊”隊長|[[ストック>銃床]]を切り詰め、照準まで省略した[[ソードオフ]]モデル|
|[[メカニック]]|−|−|項目参照|
|[[メダル オブ オナー ウォーファイター]]|−|−|項目参照|
|[[メタルギア>メタルギアシリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[もっともあぶない刑事>あぶない刑事]]|−|−|項目参照|
|[[レフト 4 デッド 2>レフト フォー デッド]]|−|−|項目参照|
|[[ワイルド7]]|−|−|項目参照|
|わっぱ列伝爆造|漫画|機動隊員|催涙弾を発射|
|[[ワンスアンドフォーエバー]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[U.S. ARMY TACOM - ROCK ISLAND,ILSC>http://tri.army.mil/index.htm]]から転載しています。
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