ディティクティブ スペシャル/DETECTIVE SPECIAL

全長178mm重量660g口径.38Spl総弾数6発製造国アメリカ

 コルト製回転式拳銃の中でも小型の部類に入る38口径のリボルバー。
 その名の如く、私服の警官や探偵の護身用コンシールドキャリーを目的に設計されたもの。
 そのために38口径の回転式としては小型のサイズであり、同じ38口径であるS&WのM36チーフスペシャルよりも小さく設計されている。
 戦後直後のアメリカのドラマ、特に刑事物や探偵物の映画やドラマ等にも多数登場し、人気も高い。フロントサイトやバレルの形状から前期型と後期型の2つの種類があり、後期型はフィンガーレスト付きの硬質ラバーグリップを装備し、後々に登場するコルト ロウマン?などと類似した外見をしている。
 ステンレス製のモデルもあり、これは“コルト エージェント”と呼ばれている。

 現在のアメリカ本国ではこの銃を制式採用している機関は殆ど無く、使用する.38Splの威力不足のために個人の所有する者も少ないと聞くが、太平洋の反対側である日本では後期型が公用機関向けとして今も現役で稼動中である。
 P230JP?やSW M37エアーウエイトの採用まではSW M10や、ニューナンブと並んで、日本警察制式のリボルバーであったが、今の時点では麻薬取締官が護身用に携行することが多いらしい。

 コルトとS&Wのリボルバーについて、これは余談であるが両者の決定的な違いは性能的なもの以前にシリンダーの回転方向にある。S&Wは左に回転するが、コルトは右回転。これは外見的に似ていた両者が自分達の差異を明確化するために行った処置であるらしい。

登場作品ジャンル使用者備考
L.Aコンフィデンシャル映画バド ホワイト巡査
エドワード“エド”エクスリー警部補
前期型モデル
Mafiaゲームロスト・ヘヴン警察官
ゴルゴ13項目参照
裸の銃を持つ男
裸の銃を持つ男 PART2 1/2
映画フランク ドレビン前期型モデル

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