*グンツ GA9 / Goncz High-Tech GA9 【自動拳銃】 [#v3d86d73]
#ref(goncz.jpg,center,nolink,グンツ GA9&マグライト)
|全長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h
|381mm|不明|[[9mmx19>口径]]|19/30|S|アメリカ|
#author("2024-01-11T16:16:03+09:00","default:user","user")
*グンツ GA9 / Goncz High-Tech GA9 [#w2f75a1d]
#ref(320px-Goncz-High-Tech.jpg,center,nolink,グンツ GA-9)
|モデル|全長|重量|口径|総弾数|発射形式|製造国|h
|~GA-9|381mm|不明|[[9mmx19>口径]]|19/30|S|アメリカ|

 アメリカのグンツ社(Goncz Armament Inc)が1984年に開発した大型[[自動拳銃]]。
 サイズや[[ストレートブローバック>ブローバック]]の作動方式から見ても、[[拳銃]]というよりは[[ウージーピストル>短機関銃/IMI マイクロウージー]]などと同じ、[[短機関銃]]の[[セミオート]]版といった性格の銃(実際、スクリーンに登場するのはほとんどが[[フルオート]]射撃の短機関銃モデルである)。
 しかし、ウージーピストルや[[KG-9>イントラテック TEC-9]]と同じく、いくら元が小型短機関銃でも拳銃としては大きすぎて持て余し、セミオート化されているので短機関銃の火力もない。また、フルオート改造されて『貧者の短機関銃』として悪用される危険もある。
 短機関銃モデルについては資料が少ないが、既に優秀な製品がいくつも先行している中では、割って入る余地はなかったようだ。
 
 結構積極的に売り込んでいたのかハリウッド映画にも数作出演しているが、市場では結局成功することなく、短期間(1984〜90年)の製造で姿を消した。
 しかし、実は現在もラスベガスに同名の『グンツ ハイテック(Goncz Hi-tech)』社が健在(設立は1991年だが、どうやら一度倒産・再建している?)。主として[[タクティカルライト]]や医療用具を製造しているようだが、『Weapon Light』の紹介ページに、しっかりこのGA9も顔出ししている(画像参照)。
 アメリカ カリフォルニア州ノースハリウッドにあった、グンツ社開発の大型拳銃。
 L型ボルトを備えており、サイズや[[ストレートブローバック>ブローバック]]([[クローズドボルト]])の作動方式から見ても、拳銃というよりは[[ウージーピストル>短機関銃/IMI マイクロウージー]]などと同じ、[[SMG(短機関銃)>短機関銃]]の[[セミオート]]版といった性格の銃。
 しかし、ウージーピストルや[[KG-9>イントラテック TEC-9]]などと同じく、SMGとしては小型でも、拳銃としては大きすぎて持て余し、セミオート仕様なのでSMGの火力もない、中途半端な性格の銃となってしまった。また、フルオート改造されて「貧者のSMG」として悪用される危険もある。
 なお、GA-9は[[9mmパラベラム>9mmパラベラム弾]]仕様の長銃身型の型番で、短銃身型のGS-9や、[[カービン>騎兵銃]]モデルのGC-9、口径では[[.45ACP>.45ACP弾]]仕様のGA-4、[[.30マウザー>口径]]のGA-3などもラインナップされたようだが、いずれも少数の生産で終わっている。
 また、スクリーンに登場するのはほとんどが[[フルオート]]射撃のSMGモデルだが、SMG/フルオート仕様のモデルは、公式にはアナウンスが確認できない。[[プロップガン]]としてフルオート改造された銃の可能性が高いようだ。
#ref(320px-claridge_hi-tec_s9_001.jpg,right,around,nolink,クラリッジ S9)
 結構積極的に売り込んでいたのかハリウッド映画にも数作出演しているが、結局、市場では成功することなく、短期間(1984〜90年)の製造で姿を消した。製造元のグンツは、1991年にラスベガスで『グンツ ハイテック(Goncz Hi-tech)』として再建。[[フラッシュライト>タクティカルライト]]や医療用具の製造にも乗り出し再起を図ったが、近年、再度倒産した模様で、サイトも既に閉鎖されている。
 GA/GS-9はその後、クラリッジ ハイテック(Claridge Hi-tech)社(1990年設立)に製造・販売が継承。[[サプレッサー>減音器]]やバレルシュラウドといったアクセサリーを追加できるように銃口周囲にネジを切り、全弾発射後の[[ホールドオープン>スライドストップ]]機構を組み込むなどの改良を加え、GA-9はT9((“T”は“target model”の意味))/L9、GS-9はS9(右の画像)と名を改めて再出発したものの、こちらも1993年、クラリッジ ハイテック社の倒産とともに生産中止。新たに製造を引き継ぐメーカーも現れず、GA-9の命運は尽きた。

 しかし、プロップガンとしてはまだストックが残っている模様で、生産終了から20年経過した後も、『アイアンマン2』のような新作にひょっこり顔を出したりする。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|PLANET OF THE APES/猿の惑星|映画|セード|元は人間の宇宙船に積み込まれていたもの|
|[[アイアンマン2>アイアンマン]]|−|−|項目参照|
|暗殺者|映画|ミゲル・ベイン|「遠距離用」暗殺仕様&br;[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[スコープ]]装着&br;固定ストック装着|
|[[ゴリラ>ゴリラ(映画)]]|−|−|項目参照|
|暗殺者|映画|ミゲル・ベイン|カービンモデル改造の「遠距離用」暗殺仕様&br;[[サプレッサー>減音器]]装着&br;[[スコープ]]装着&br;固定[[ストック>銃床]]装着|
|[[トータル・リコール]]|−|−|項目参照|
|[[女神転生]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[GONCZ.NET>http://www.goncz.net/]]から転載しています。
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CENTER:このページの画像は[[ウィキメディア・コモンズ(GA-9)>https://en.wikipedia.org/wiki/File:Goncz-High-Tech.jpg]]、[[(S9)>https://en.wikipedia.org/wiki/File:Claridge_Hi-Tec_S9_001.jpg]]から転載しています。
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