#author("2019-05-25T00:06:31+09:00","default:user","user")
*オープンサイト / Open sight [#z7974cb3]
 銃火器等に使われる最も単純な照準器。
 ただし「オープンサイト」とはより狭義な名称で、本来は切り欠きタイプの照門(Rear Sight)を用いたもののことである。また丸穴タイプの照門を用いたものを「アパーチャーサイト(Aperture Sight)」と呼び、両者を包括した名称としては「アイアンサイト(Iron Sight)」が一般的である。
 [[照準器]]の中でも最も単純な形式。凸型の照星(フロントサイト)と凹型の照門(リアサイト)を持つ。 照門は単純な四角の凹型からV字型など複数存在している。
 拳銃において最も使われている形式の照準器である。

 基本的に、火器後方にある照門と、銃口付近にある照星(Front Sight)の2部品で構成されており、照門と照星、更に目標を同一線上に合わせる事で、照準をおこなう仕組みである。
 長距離射撃を想定した銃の場合、照門ないし照星の高さを調節する事で、重力による弾の落下を考慮した照準を行う事も可能。また近年は、ホワイトドットや蓄光・蛍光素材、集光ファイバー等を埋め込むことでサイトの視認性を高めたものが一般的となっている。
  低コストで高強度に作れ、照準自体も扱いやすい一方、照門が目標を隠す、照星が薄い場合見失いやすいという欠点がある。 

 照門と照星の間隔(「照準線」と呼ぶ)が長いほど誤差が少なく精密射撃に有利となるが、より正確な照準が必要な場合には、[[スコープ]]や[[ダットサイト]]、[[レーザーサイト]]などの光学照準器が用いられる。

 近年は、光学照準器を取り付けた際に邪魔にならないよう折り畳んだり取り外せるタイプのものが主流になっている。
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