オープンサイト / Open Sight

 銃火器等に使われる最も単純な照準器。
 ただし「オープンサイト」とはより狭義な名称で、本来は切り欠きタイプの照門(Rear Sight)を用いたもののことである。また丸穴タイプの照門を用いたものを「アパーチャーサイト(Aperture Sight)」と呼び、両者を包括した名称としては「アイアンサイト(Iron Sight)」が一般的である。

 基本的に、火器後方にある照門と、銃口付近にある照星(Front Sight)の2部品で構成されており、照門と照星、更に目標を同一線上に合わせる事で、照準をおこなう仕組みである。
 長距離射撃を想定した銃の場合、照門ないし照星の高さを調節する事で、重力による弾の落下を考慮した照準を行う事も可能。また近年は、ホワイトドットや蓄光・蛍光素材を埋め込むことでサイトの視認性を高めたものが一般的となっている。

 照門と照星の間隔(「照準線」と呼ぶ)が長いほど誤差が少なく精密射撃に有利となるが、より正確な照準が必要な場合には、スコープダットサイトレーザーサイトなどの光学照準器が用いられる。


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  • ピープサイトは覗き穴のごく小さなものを差して使われる名前で、日本でもその点は一緒です。ただし、より穴の大きなタイプでは、「アパーチャーサイト」よりは「アイアンサイト」と呼んでしまうのが一般的です(ゴーストリングサイトというのもありますが)。少なくとも、「ピープサイト」を丸穴タイプすべてを包括した名前として使う場合は、単純に誤用ということになります。もし、この誤用が一般的と感じたなら、この誤用が日本国内で慣用化されつつあるということでしょう。
    であるなら、ここで本来の意味を記しておくのも妥当と思われます。 -- dan? 2008-02-22 (金) 04:01:35
  • アバーチャーサイトをこの記事の子カテゴリにして、さらにその中でビープサイトとゴーストリングサイトの記述をしてはいかがでしょう? -- 2012-07-13 (金) 00:03:18
  • バックアップアイアンサイトって言いますけど、光学照準器が壊れた時にもぎ取って使うって事ですか?(工具を使って分解できるなら、そこで新しい照準器を入手すればいいし…) -- 2015-11-30 (月) 21:51:34
  • 大体の光学機器はツマミねじやレバーで固定されているので工具無しに外せます。また、光学照準器が無倍率でレンズが破損しておらず、視野内にアイアンサイトが収まっていれば、光学を外さずにアイアンサイトで照準できます。 -- 2015-11-30 (月) 23:52:15
  • ↑×2 もぎ取るって表現はちょっと荒すぎるが、そういうこと。工具無しに脱着できるkedoつけ直したらまたゼロインしなきゃならんし、予備の照準器を戦場にジャラジャラ持ち込んだら重たい。仮に持ち込んだとして、破損した照準器の残骸を外して新しい照準器を装着しゼロインする、って暇は戦場にはない。あらかじめゼロインしてある予備のサイトは必要。 -- 2016-02-22 (月) 14:07:39
  • 光学照準器、アイアンサイト等をひっくるめて「照準器」のページを作り、そこからのリンクを「スコープや -- 2019-05-24 (金) 12:05:59
  • 光学照準器、アイアンサイト等をひっくるめて「照準器」のページを作り、そこからのリンクで「スコープ」や「ダットサイト」、「オープンサイト」に繋げるまとめ的ページを作るのはどうでしょうか。 -- 2019-05-24 (金) 12:07:05
  • いいと思います。ただまぁそれは用語の分類でも出来ますので、まず「アイアンサイト」のページを作らないといけないなという感じなんですよね・・・ -- 2019-05-24 (金) 20:52:20
  • 漸次作成中なのでお待ちください… -- 2019-05-24 (金) 22:12:50
  • アイアンサイトとして共通項と思われる部分はそちらに移行しました。大分寂しくなった… -- 2019-05-25 (土) 00:07:08
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