*ウィンチェスター / Winchester [#i98dc107] アメリカの銃器メーカー。正式名称はウィンチェスター・リピーティングアームズ(Winchester Repeating Arms)。 1850年にオリバー・フィッシャー・ウィンチェスター(Oliver Fisher Winchester)がニューヨークに設立したボルカニック・リピーティングアームズ(Volcanic Repeating Arms)が始まりで、その後コネティカット州ニューヘブンに移りニューヘイブン・アームズ(New Haven Arms)に改名。会社名を「ウィンチェスター・リピーティングアームズ」としたのは1866年からである。 創業者オリバーの没後は息子のウィリアム・ワート・ウィンチェスター(William Wirt Winchester)に経営が引き継がれた。 西部開拓時代を代表する名ライフル[[M1873>小銃/ウィンチェスター M1873]]が代表的な製品。他に弾薬の開発や生産も盛んに行っている。また自社ブランドでのナイフも製造している。 ただし現在のウィンチェスター社は弾薬のみを生産しており、同社の看板商品ともいえる[[ライフル>小銃]]や[[ショットガン>散弾銃]]は今までUS リピーティングアームズ社に製造させていた。しかし2006年をもってUS リピーティングアームズ社の工場も閉鎖され、ライフルとショットガンの生産が打ち切られることとなってしまった。 その代わりにヨーロッパやアジアの各国では製造が続けられており、日本でも[[猟銃]]メーカーのミロク社で数種類のウィンチェスター レバーアクションライフルが生産されている。 余談だが、創業者の息子ウィリアムの夫人であるサラは、(ウィリアムを含め)立て続けに家族を亡くしたことから「ウィンチェスターの銃によって殺された人々の亡霊に呪われている」とする霊媒師の説明を信じたため、その助言に従い、霊に見つからないよう「増築し続ける家」に38年間住み続けた。 当時のウィンチェスター家の遺産を受け継いだ彼女には、現在の価値に換算して遺産だけで5億円、更にウィンチェスター社からの収入で毎日数百万円近い莫大な資産があり、おまけにこれらの資産は当時の法ではほとんど課税されていなかったため、そのような出費も全く苦にならなかったのである。現在ではこの家は「ウィンチェスター・ミステリーハウス」として観光名所となっている。 ---- #contents ***小銃 [#ea75745e] -[[ウィンチェスター M1866>小銃/ヘンリー M1860]] -[[ウィンチェスター M1873>小銃/ウィンチェスター M1873]] -[[ウィンチェスター M1895>小銃/ウィンチェスター M1895]] -[[ウィンチェスター M70>小銃/ウィンチェスター M70]] -[[モシンナガン M1891>小銃/ロシア帝国 モシンナガンM1891]](ロシア帝国からの依頼生産) ***自動小銃 [#kg43423k] -[[ウィンチェスター M1]] -[[ウィンチェスター M1907>自動小銃/ウィンチェスター M1907]] ***散弾銃 [#j20c38b1] -[[ウィンチェスター M1887]] -[[ウィンチェスター M1897]] -[[ウィンチェスター M1912>散弾銃/ウィンチェスター M1912]] -[[ウィンチェスター M1300]] -ウィンチェスター スーパーX ***弾薬 -[[.300 ウィンチェスターマグナム弾]] **外部リンク [#x0129d49] ・[[Winchester Rifles and Shotguns>http://www.winchesterguns.com/]] ・[[Winchester Ammunition>http://www.winchester.com/]] ・[[U.S. Repeating Arms Company>http://www.usracmfg.com/]] ---- #pcomment