*ウィルディ マグナム / Wildey Magnum 【自動拳銃】 [#t6a02a1e]
#ref(wildey.jpg,center,nolink,ウィルディマグナム 8in.)
|インチ|全長|重量|口径|総弾数|製造国|h
|~6|279mm|1,440g|[[9mmWin.Mag.&br;.45Win.Mag.&br;.45Wildey Mag.&br;.475Wildey Mag.&br;.44AMP>口径]]|8+1|アメリカ|

 ウィルディ・ムーア (Wildey Moore)によって開発されたマグナム・[[オート>自動拳銃]]。『ウィルディピストル』、あるいは単に『ウィルディ』とも呼ばれ、また、当初.45Win.Mag.モデルからラインナップされたため『ウィルディ 45マグナム』とも呼ばれた。

 威力の大きいマグナム弾で確実な作動を得るため、ロータリーボルトと[[ガスオペレーション]]という、[[自動小銃]]並みの作動・閉鎖方式を採用しているのが最大の特徴。このため『ウィルディ・ガスオート』とも呼ばれることもある。[[デザートイーグル>IMI デザートイーグル]]と同様のシステムだが、完成はウィルディの方が早い。
 また、バレルの基部についているダイヤル(ガス・レギュレーター)を回すことで、ガスポートに流れる発射ガスの量を調整することができる。これも一部の自動小銃・[[突撃銃]]([[89式小銃>豊和工業 89式小銃]]など)に導入されているシステムだが、[[拳銃]]では他に例を見ない。これはシステム上、どうしても火薬(発射ガス)の量に作動が左右されるため、[[ジャム]]を防止するために採り入れられたものである。ちなみにガス圧を『ゼロ』にセットすると、ボルト・スライドが後退せず、単発となる(あまり意味はないが)。
 当初は.45ACPの薬莢を伸ばし、炸薬を増やした.45Win.Mag.モデルのみだったが、後に加わった.475Wildey Mag.は、登場当時は世界最強のマグナム・オート弾だった。

 初めて世に出た『確実に作動するマグナム・オート』であり、『初の[[ダブルアクション]]・マグナム・オート』だったが、独創的なシステム故に開発は難航し、価格も高騰(銃より先に弾薬だけが発売されるという珍現象も起きた)。[[44オートマグ>AM オートマグ]]同様に特殊な弾薬を使用するハンディや、会社自体が小規模で生産のキャパシティが小さかったこともあってか、今ひとつ販売は伸びなかった(途中、倒産・生産停止も経験している)。
 『世界最強のマグナム・オート(.475Wildey Mag.)』の称号もデザートイーグル(.50AE)に奪われ、映画などへの登場の機会も意外に少ない。知名度の高い先輩・後輩(オートマグとデザートイーグル)の狭間で影が薄くなってしまった、ちょっと気の毒なハンドキャノンである。

 しかし、実は2006年現在も生産・販売は継続中。ベーシックなピストルモデルだけでなく、[[コンペンセイター]]を装着した『PIN GUN』モデル、ショルダーストックとフォアエンドを追加した[[カービン>騎兵銃]]モデルなどもラインナップされ、2003年からは44オートマグ専用弾であった.44AMPモデルも追加。どっこい、しぶとく生き残っているようである。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[the EDGE]]|−|−|項目参照|
|[[エル マリアッチ]]|−|−|項目参照|
|[[ガングレイヴ]]|−|−|項目参照|
|スーパーマグナム|映画|ポール カージー|.475ウィルディマグナム|
|[[ゼロイン>ゼロイン(作品名)]]|−|−|項目参照|
|[[天使ノ二挺拳銃]]|−|−|項目参照|
|ハード ウェイ|映画|パーティキラー|カスタムモデル|
|[[ビッグマグナム黒岩先生]]|−|−|項目参照|
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