*ウィルディ マグナム / Wildey Magnum 【自動拳銃】 [#t6a02a1e]
#ref(wildey.jpg,center,nolink,ウィルディマグナム 8in.)
#author("2021-05-11T04:08:52+09:00","default:user","user")
*ウィルディ/ Wildey 【自動拳銃】 [#t6a02a1e]
#ref(wildey.jpg,center,nolink,ウィルディ 8in.)
|銃身長|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~6in.|279mm|1,440g|[[9mmWin.Mag.>口径]]|−|アメリカ|
|~|~|~|[[.45Win.Mag.&br;.45Wildey Mag.&br;.475Wildey Mag.&br;.44AMP>口径]]|8+1|~|
|~6in.|279mm|1,440g|[[9mm Win.Mag.>口径]]|−|アメリカ|
|~|~|~|[[.45 Win.Mag.&br;.45 Wildey Mag.&br;.475 Wildey Mag.&br;.44 AMP>口径]]|8+1|~|

 ウィルディ・ムーア (Wildey Moore)によって開発されたマグナム・[[オート>自動拳銃]]。『ウィルディピストル』、あるいは単に『ウィルディ』とも呼ばれ、また、当初[[.45ACP弾]]のスケールアップ版である.45ウィンチェスター・マグナム弾モデルからラインナップされたため『ウィルディ・45マグナム』とも呼ばれた。後に使用弾に加わった.475ウィルディ・マグナム弾は、登場当時は世界最強のマグナム・オート弾だった。
 ウィルディ・ムーア (Wildey Moore)によって1970年代に開発されたマグナム弾を使用する[[自動拳銃]]。製品名は「ウィルディ」であるが、語呂の関係でウィルディ・ピストルやウィルディ・マグナムと呼ばれることも多い。

 大威力のマグナム弾で確実な作動を得るため、ロータリーボルトと[[ガスオペレーション]]という、[[自動小銃]]並みの作動・閉鎖方式を採用しているのが最大の特徴。このため『ウィルディ・ガスオート』とも呼ばれることもある。[[デザートイーグル>IMI デザートイーグル]]と同様のシステムだが、完成はウィルディの方が早い。
 バレルの基部にはダイヤル式のガス・レギュレーター(調整子)があり、これを回すことで、ガスポートに流れる発射ガスの量を調整することができる。これも一部の自動小銃(([[89式小銃>豊和工業 89式小銃]]、[[SG550>シグ SG550]]など))や[[軽機関銃]]に導入されているシステムだが、[[拳銃]]では他に例を見ない。これはシステム上、どうしても火薬(発射ガス)の量に作動が左右されるため、[[ジャム]]を防止するために採り入れられたものである。
 ちなみにガス圧を『ゼロ』にセットして、1発毎にボルト・スライドを手動で操作することも可能だ(あまり意味はないが)。
 大威力のマグナム弾で確実な作動を得るため、ロータリーボルトと[[ショートストローク・ガスピストン>ガスオペレーション]]という、[[自動小銃]]のような作動・閉鎖方式を採用しているのが最大の特徴。これは自動拳銃としては初めての試みであった。
 バレルの基部にはダイヤル式のガス・レギュレーター(調整子)があり、これを回すことで、ガスポートに流れる発射ガスの量を調整することができる。これも自動小銃や[[軽機関銃]]で見られる機能だが、[[拳銃]]では他に類を見ない。これは火薬(発射ガス)の量に作動が左右されるため、[[ジャム]]を防止するために採り入れられたものである。ガス圧を『ゼロ』にセットして、1発毎にスライドを手動で操作することも可能となっている。
 フレームは[[1911>コルト ガバメント]]のものをベースに大型化したものを使用しているが、グリップセイフティは備えられていない。

 また、ウィルディは初の『[[ダブルアクション]]・マグナム・オート』((ただし、現在のカタログでは[[シングルアクション]]となっており、仕様が変更されている可能性がある。))であり、[[9mmウィンチェスター・マグナム弾>口径]]モデルは初の[[ダブルカラムマガジン>ダブルカラム]]仕様のマグナム・オートでもあったりと、異名が多いうえに何かと「初」の付くピストルだった。しかし、それだけ独創的なシステム故に開発は難航し、会社自体が小規模で生産のキャパシティが小さかったこともあって、銃より先に弾薬だけが発売されるという有様だった。価格も高騰し、[[44オートマグ>AM オートマグ]]同様に特殊な弾薬を使用するハンデもあって、今ひとつ販売は伸びなかった。
 『世界最強のマグナム・オート(.475Wildey Mag.)』の称号もデザートイーグル(.50AE)に奪われ、映画などへの登場の機会も少ない。知名度の高い先輩・後輩(オートマグとデザートイーグル)の狭間で影が薄くなってしまった、ちょっと気の毒なハンドキャノンである。
 非常に斬新な設計ではあったものの、専用の弾薬を用いることもあり商業的にはあまり成功しなかった。2011年には生産元のウィルディ・ファイアアームズ社の経営問題により生産中止となっているが、USAファイアアームズ社から2017年より販売が再開されている。

 しかし、生産会社の倒産・生産停止を経ながらも、2009年現在も生産・販売は継続中。ベーシックなピストルモデルだけでなく、[[コンペンセイター]]を装着した『PIN GUN』モデル、ショルダーストックとフォアエンドを追加した[[カービン>騎兵銃]]モデルなどもラインナップされ、2003年からは44オートマグ専用弾であった.44AMPモデルも追加。どっこい、しぶとく生き残っているようである。
 メディア上ではその特徴的な外見でしばしば作中でもその存在感を発揮している。特に有名なのは映画「スーパーマグナム」(原題:Death Wish3)で名優チャールズ・ブロンソンが用いているものであるが、これはなんと彼の私物であった。彼は私生活でもこの銃を愛用しており、設計者のウィルディ・ムーアとも親交があった。
 このため本銃は、チャールズ・ブロンソンのファンには現在でも高い人気を持っている。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[the EDGE]]|−|−|項目参照|
|エウレカセブンAO|アニメ|遠藤大佐|第十三話|
|[[エル・マリアッチシリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[ガングレイヴ]]|−|−|項目参照|
|ゲームセットには早すぎる|漫画|殺し屋|−|
|[[ザ・ヒットマン!]]|−|−|項目参照|
|スーパーマグナム|映画|ポール・カージー|.475ウィルディマグナム|
|[[ゼロイン>ゼロイン(作品名)]]|−|−|項目参照|
|[[天使ノ二挺拳銃]]|−|−|項目参照|
|ハード・ウェイ|映画|パーティキラー|[[レーザーサイト]]付カスタムモデル&br;[[セフティスラッグ>フランジブル弾]]|
|[[バイオハザード ヴィレッジ]]|−|−|項目参照|
|ハード・ウェイ|映画|パーティキラー|[[レーザーサイト]]付カスタムモデル&br;[[セフティスラッグ>フランジブル弾]]を使用|
|[[東のエデン]]|−|−|項目参照|
|[[ビッグマグナム黒岩先生]]|−|−|項目参照|
|四つ葉のマック|漫画|四葉真記|指導官長のものを使用|
|~|~|指導官長&br;ヌシ|−|
|[[ロボコップ3>ロボコップ]]|−|−|項目参照|
|[[ロミオ・マスト・ダイ]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの文章および画像は[[Wildey Guns>http://www.wildeyguns.com/]]から転載しています。
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