*イジェマッシ AN94「アバカン」 【突撃銃】[#r0d64fba]
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#author("2023-11-04T20:47:23+09:00","default:user","user")
*イジェマッシ AN94 “アバカン” / Ижмаш АН-94  "Абакан(Abakan)" 【突撃銃】[#r0d64fba]
#ref(AN94.jpg,center,nolink,イジェマッシ AN94)
|全長(伸長時)|重量|口径|装弾数|連射速度|発射方式|製造国|h
|728(943)mm|3850g|[[5.45mmx39>5.45mm x39弾]]|30|1800発/分(2点バースト)&br;600発/分(フルオート)|S/2/F|ロシア|

|全長|重量|口径|総弾数|発射方式|製造国|h
|943mm|3850g|[[5.45mmx39>口径]]|30|S/F|ロシア|
 [[ミハイル・カラシニコフ>ミハイル・ティモフェビッチ・カラシニコフ]]の弟子、ゲナディー・N・ニコノフが開発した[[突撃銃]]。AN94は「Avtomat Nikonova 94(ニコノフ式突撃銃 94年型)」の略。
 アメリカの[[ACR計画>SPIW]]に対抗するため行われた、高速[[バースト]]射撃を行う次世代小口径小銃トライアル「プロジェクト・アバカン((ロシアのシベリア南部にあるアバカン要塞のこと。また、現在そこに位置するハカス共和国の首都の名前でもある))」で[[AEK-971>ZID AEK-971]]などの他の候補を下し、採用された。
 ソ連崩壊後に民営化された[[イジェマッシ>イズマッシュ]]社が生産を行っている。

 [[ミカエル カラシニコフ>ミカエル ティモフェビッチ カラシニコフ]]の弟子、ゲナディー N ニコロフが開発した突撃銃。
 1994年にロシア軍に正式採用されたが配備が遅れているためあまり見かけることは無い。AKシリーズとは違い、特殊部隊等、「プロ」の兵士向けの突撃銃と言われる。
 フルオート時、最初の二発を高速で発射することで命中精度の向上に成功している。
なお、保管時の事故・盗難防止のため、グリップ部に撃発装置を組み込み、保管時は別にするようになっている。
 AN94は、歩兵用主力ライフルとしてはかなり特異な機構や特徴をもつ。
 ボルトの作動は[[AK>USSR AK47]]同様ロングピストンによる[[ガスオペレーション]]だが、通常の自動小銃がレシーバー内でボルトが駆動するのに対し、AN94はレシーバー内でボルトとバレルの双方が独立して駆動可能となっている。また、通常の小銃ではボルト閉鎖位置は[[マガジン]]の真上であるが、AN94では[[弾薬]]一つ分ほど前方で閉鎖が行われるようになっている。
 そして最後にボルトが細い鋼線とプーリー(滑車)に接続されており、後退することで巻き上げが行われ、バレルの後退よりも早く機関部を往復する。

 AN94は「Avtomat Nikonova 94(ニコノフ式突撃銃 94年型)」の略である。
 これにより、最初の1発が発射されるとボルトがまず先に後退してプーリーを巻き上げ、バレルが後退しながら(プーリーによって)ボルトが前進することで初弾よりも早い位置(タイミング)で次弾が装填・再閉鎖され、1800発/分という超高速の2点[[バースト]]射撃で2発目が発射されるのである。
 [[フルオート]]へ切り替えを行うとバレルとボルトの動きが固定され、同時にしか後退しなくなるため、1度の後退で1発ずつのみ射撃される機構へと変化する仕組みである。

 ACR計画同様、この高速2点射によって遠距離の[[集弾率]]を高めることが本銃の目的であった。バレルの後退機構は2発目の発射タイミングを早くするだけでなく、反動エネルギーを分散することで射手に伝わる反動を減らし、バースト射撃の集弾性を更に向上させる働きを持っている。

//機関部に細い鋼線とプーリー(滑車)を内蔵しており、これらを介してボルトキャリアを駆動することで、最初の2発を1800発/分という超高速の2点バースト射撃を可能としている。リコイルによるブレが大きくなるより前に次弾を発射し、高い集弾性でもって目標に命中させるという狙いである。
//↑やや機構の詳細な部分が不足していましたので改訂に伴い、一旦コメントアウト。

//同時に独特の銃身後退機構によってリコイルを軽減し、使用者の負担を抑制する機能を備えている。この機構によりガスチューブ部分と干渉するのを防ぐ為、
//↑追記部との重複のためと、下方にあるのはガスチューブではなく後退銃身をブレさせないためのガイドであるためコメントアウト。

 また、後退する銃身を支えるガイドが下方に伸びているため、[[銃剣]]は一般的な銃口の下側ではなく銃口の右側に刃を水平にして装着する設計となった。これにより、アドオンランチャーとの同時装着も可能となっている。
 セレクターは従来のダストカバーを兼ねたものではなく、グリップ根元の左側に配置され、構えたまま操作しやすいものに変更された。
 [[マガジン]]挿入口は左に傾いたデザインになっており、マガジンを左斜めに差し込む構造となっている。これにより、従来のレイアウトよりもマガジンを再装填しやすくなっているという。
 [[リアサイト>照準器]]は回転式のドラムによって設定距離を容易に調節可能となっており、[[グリップ>銃把]]部には撃発装置を内蔵、保管時は別にすることで保管時の事故・盗難を防ぐなど、様々なアイデアや仕掛けが採り入れられている。

 しかし従来の[[AK-74>USSR AK74]]に比べ機構は大幅に複雑化されたため、メンテナンスの難易度は相当なものであるという。
 単価もAK74シリーズと比べて数倍と高価になったため生産性も低く、連射時の熱に弱いため長時間の射撃で動作不良を起こしてしまう。高速2点バーストというコンセプトは実現されたものの、実用面で多くの問題がある点は否めないだろう。
 1994年にロシア軍に制式採用されたが、配備は進まず、結局2014年には次期制式小銃として[[AK-12>突撃銃/イジェマッシ AK-12]]とAEK-971が挙げられているところからすると、実質的に採用中止になったと思われる。

 なおトライアルに提出される以前にいくつかプロトタイプが制作されているが、当初は''マガジンを含む機関部全体が後退していた''ため、手を挟むことがないようハンドガード下後方に[[ハンドストップ>フォアグリップ]]となる突起が追加されていた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Alliance of Valiant Arms]]|−|−|項目参照|
|[[Combat Arms]]|−|−|項目参照|
|K2|漫画|ストーロジ・ジーズニ(命の番人)構成員|[[スリング]]装着&br;所持のみ|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[OPERATION7]]|−|−|項目参照|
|[[SOCOM: U.S. Navy SEALs]]|−|−|項目参照|
|[[S.T.A.L.K.E.R.>S.T.A.L.K.E.R.(ストーカー)]]|−|−|項目参照|
|[[うぽって!!]]|−|−|項目参照|
|[[カウンターストライク オンライン>カウンターストライク#jf423fce]]|−|−|項目参照|
|[[グランド・セフト・オート・サンアンドレアス]]|−|−|項目参照|
|[[グランド・セフト・オート・バイスシティ]]|−|−|項目参照|
|[[クロスファイア]]|−|−|項目参照|
|紅殻のパンドラ|漫画|クラリオン|[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]装着&br;発砲無し|
|~|アニメ|クラリオン|[[GP25>USSR GP25]]装着&br;発砲無し&br;第1,2話|
|[[ゴーストリコン]]|−|−|項目参照|
|[[ゴーストリコン フューチャーソルジャー]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ブラックオプスII]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII]]|−|−|項目参照|
|[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照|
|[[スペシャルフォース]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 2042]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 3]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド バッドカンパニー2]]|−|−|項目参照|
|[[ファントム オブ インフェルノ]]|−|−|項目参照|
|[[フィアー・ザ・ウォーキング・デッド]]|−|−|項目参照|
|[[ブラック・ブレット]]|−|−|項目参照|
|[[ペーパーマン]]|−|−|項目参照|
|[[メタルギアソリッド2]]|−|−|項目参照|
|ヤングガン カルナバル&br;〜バウンド トゥ バイオレンス〜|小説|鉄美 弓華|GB30付|
|[[メタルギアソリッド4]]|−|−|項目参照|
|[[メタルサーガ ニューフロンティア>メタルサーガ#gd3728cf]]|−|−|項目参照|
|[[ヤングガン・カルナバル]]|−|−|項目参照|
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