*アメリカ海兵隊 / United States Marine Corps アメリカ軍を構成する5つの軍([[陸軍>アメリカ陸軍]]、空軍、海軍、海兵隊、沿岸警備隊)の1つ。 海兵隊とは、アメリカ合衆国の法律の規定に基づき「海外での武力行使」を前提とし、アメリカ合衆国の権益を維持・確保するための緊急展開部隊として行動する。また、必要に応じて水陸両用作戦(上陸作戦)を始めとする軍事作戦を遂行することを目的とする。本土の防衛が任務に含まれない外征専門部隊であることから''「殴り込み部隊」''とも渾名される。 独自に航空部隊を保有しているため、航空作戦も実施できる。運用している航空機はヘリコプターや艦載専用機で、海軍の航空母艦や強襲揚陸艦などを共用でき、さらに活動範囲を広げることができる。上陸作戦時のための地上戦用装備も備えており、陸軍と同様に主力戦車(MBT)も配備している。 また、陸海空軍は出撃に際して議会の承認が必要だが、それに対して海兵隊は合衆国大統領の命令のみで行動を起こすことが可能である。 モットーはラテン語の''Semper fidelis(常に忠誠を)''。口語体では''Semper Fi!(センパーファーイ!)''と言う。 他に''The Few,The Proud.(誇り高き少数精鋭)''という言葉もある。 ***装備品(火器) |分類|銃器名|備考|h |自動拳銃|[[M9/M9A1>ベレッタ M92]]|−| |~|[[MEUピストル>コルト ガバメント バリエーション]]|−| |短機関銃|[[MP5>HK MP5]]|−| |突撃銃|[[M4カービン>コルト M4]]|−| |~|[[M16A4>コルト AR15A2]]|M16A2よりアップデート| |散弾銃|[[M1014 JSCS>ベネリ M4]]|−| |狙撃銃|[[M14 DMR>スプリングフィールド M14]]|後継のSAMRの採用により退役| |~|[[SAMR>コルト AR15A2]]|M16A4を狙撃銃として改修した[[マークスマン・ライフル>選抜射手]]| |~|[[M21>スプリングフィールド M14]]|−| |~|[[M40A3>レミントン M700]]|−| |~|[[SR-25M>ナイツ SR-25]]|−| |~|[[M82A3 SASR>バレット M82]]|−| |軽機関銃|[[M249E4>FN ミニミ]]|−| |~|[[M240G>FN MAG]]|−| |重機関銃|[[M2>ブラウニング M2]]|−| |擲弾発射器|[[M203>コルト M203]]|−| |~|[[Mk.19>US MK19]]|−| |対戦車火器|[[M136>FFV AT4]]|−| |~|[[M3 MAAWS>FFV M2]]|−| |~|[[M47>MD M47]]|−| |~|[[FGM-148>ロッキードマーチン ジャベリン]]|M47の後継| |~|[[BGM-71>ヒューズ TOW]]|−| |対空火器|[[FIM-92>GD FIM92]]|−| ***部隊編成 |名称|説明|h |海兵遠征軍&br;(Marine Expeditionary Force:MEF)|海兵隊における最大規模の編成。&br;1個海兵師団と1個海兵航空団から成る海兵空陸任務部隊(MAGTF)。&br;指揮官は海兵隊中将で地上部隊と航空部隊両方の指揮権がある。| |海兵遠征旅団&br;(Marine Expeditionary Brigade:MEB)|海兵隊において2番目に大きな編成。&br;増強された海兵隊歩兵連隊、海兵航空群、戦闘支援連隊、司令部部隊より編成される。&br;指揮官は海兵隊少将で総兵員は3000名〜2万名程度。| |海兵隊遠征隊&br;(Marine Expeditionary Unit:MEU)|海兵隊において常設されている最小規模の部隊。&br;増強された海兵隊歩兵大隊を基幹として、混成ヘリコプター飛行中隊、兵站部隊、そして司令部部隊より編成される。&br;指揮官は海兵隊大佐で総兵員は2200名程度。&br;なお、「MEUピストル」のMEUはこの海兵隊遠征隊に由来。| ***特色ある部隊 ・[[アメリカ海兵隊武装偵察部隊(フォース・リーコン)>フォース リーコン]]((アメリカはフォース・リーコンを公式に「特殊部隊」とは認めていないため、特殊作戦軍(U.S.SOCOM)には属せず、海兵隊直轄の部隊となっている。)) ---- #pcomment