#author("2021-02-27T05:08:02+09:00","default:user","user")
*AAC ハニーバジャー / AAC Honey Badger 【自動小銃(PDW)】 [#aa3fce25]
#ref(HoneyBadger2.jpg,center,nolink,HoneyBadger)
|全長(銃床展開時)|銃身長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h
|609mm(738mm)|6in(152.4mm)|2.9kg|7.62mm×35 (.300 AAC Blackout)|30+1|S/F&br;S|アメリカ|

 [[サウンド・サプレッサー>減音器]]で有名なAAC(Advanced Armament Corporation)が2011年に発表した、[[PDW]]コンセプトの[[自動小銃]]。同社の[[.300AACブラックアウト弾>300BLK弾]](SAAMI表記 300 BLK)を用い、サプレッサーを標準装備している。「ハニーバジャー」とは"世界一怖い物知らずの動物"として知られるラーテル(ミツアナグマ)の英名。

 開発にあたっては、[[MP5SD>短機関銃/HK MP5SD]]を代替すべくこれを上回る静粛性と汎用性が目標とされた。本体は[[AR系ライフル>コルト AR15A2]]を基礎にして設計され、静粛性追求のためサプレッサー装備を第一義とされた。
 機関部はAR15系そのままの[[ガス直噴方式]]とロータリーロックボルト。本銃と共に開発された.300BLK弾により、ボルトもAR15系と同寸のものがそのまま使用されている。
 [[ハンドガード]]がサプレッサーとその基部を覆っているため、一見MP5SDのような銃身一体型サプレッサーのようにも見えるが、実際は銃口付近にマズルデバイス用のネジが切られており、銃口装着型のサプレッサーを使用する。同社製のブラックアウト・フラッシュハイダーを装着して、これを介したQDサプレッサーも使用可能である。銃身長は僅か6インチと極端に短い。ハンドガード自体は長短二つのモデルが用意されている。
 ボルトのバッファーも大きく切り詰められ、ガス作動用の銃身内ベントが機関部にかなり近接したショートレングス・ガスシステムながら、作動は良好であるらしい。
 [[ストック>銃床]]は[[MP5A3(A5)>短機関銃/HK MP5]]に似たテレスコピックタイプで、レシーバーと尾部のバッファーチューブはこれに合わせた新設計のもの。
 
 2011年の発表時には軍・法執行機関関係者の注目を集めたものの、2011年末にはAACの親会社であるレミントンなどの銃器メーカーを傘下に置くフリーダム・グループによって、設計者でありAACの創設者ケビン・ブリティンガムが解雇され、プロジェクトは凍結された。
 その後、2015年のショット・ショーにてレミントンから法執行機関向けモデルが出品され、またAACも民間向けの販売を目指しているとの情報もあった。
 2016年には、[[シグザウエル>シグ]]で[[MCX>シグザウエル MCX]]の開発に携わっていたブリティンガム氏が新企業「Q」を設立。2017年のショット・ショーでは同社の製品として新たに作られたハニーバジャーが披露された。

 ちなみに、AACが2013年から販売している"MPW(Multi-Purpose Weapon)"は、.300 BLK弾仕様のARクローン(([[5.56m×45弾>5.56mm x45弾]]仕様の"MPW 5.56"というモデルも有る。))で、[[ナイツ>ナイツ・アーマメント・カンパニー]]製の[[URX3>レイル インターフェイス システム]]を備え、銃身以外は従来のAR15/M4カービン系のパーツで構成されたもの。ハニーバジャー同様の6インチバレルモデルはラインナップされていない。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Insurgency: Sandstorm]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ゴースト]]|−|−|項目参照|
|[[スプリンターセル ブラックリスト>スプリンターセル#scbl]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Advanced Armament>http://www.advanced-armament.com/]]社の[[Blog>http://www.aacblog.com/honey-badger/]]から転載しています。
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