#author("2019-07-16T10:22:03+09:00","default:user","user")
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*イジェマッシ AK-12 / Ижмаш АК-12 【突撃銃】 [#k607436f]
#ref(AK-12.jpg,center,60%,AK-12)

|モデル|全長|重量|口径|装弾数|発射速度|発射形式|製造国|h
|AK-12(2013年以前の試作型)|945mm|3.3kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]&br;[[5.56mm×45>5.56mm x45弾]]&br;[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]&br;[[7.62mm×51>口径]]|30|700発/分|S/3/F|ロシア|
|AK-12(2014年以降の試作型)|~|~|~|30|700発/分|S/2/F|ロシア|
|AK-12(量産型)|~|~|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]|30/95|700発/分|S/2/F|ロシア|
|AK-15(量産型)|~|~|[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]|30|700発/分|S/2/F|ロシア|
|AK-308(量産型)|~|~|[[7.62mm×51>口径]]|20/30|700発/分|S/2/F|ロシア|
|RPK-16(量産型軽機関銃モデル)|900/1080|4.5kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]|30/95|700発/分|S/F|ロシア|
|~AK-12(試作)|945mm|3.3kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]&br;[[5.56mm×45>5.56mm x45弾]]&br;[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]&br;[[7.62mm×51>7.62mm×51弾]]|30|700発/分|S/3/F(2013年以前の試作型)|ロシア|
|~|~|~|~|~|~|S/2/F(2014年以降の試作型)|~|
|~AK-12(生産モデル)|880/940mm|3.3kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]|30/95|700発/分|S/2/F|~|
|~AK-15|880/940mm|3.3kg|[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]|30|~|~|~|
|~AK-308|880/940mm|3.3kg|[[7.62mm×51>7.62mm×51弾]]|20/30|~|~|~|
|~RPK-16|900/1080mm|4.5kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]|30/95|700発/分|S/F|~|
|~TR-3|880/940mm|3.3kg|[[5.45mm×39>5.45mm x39弾]]&br;[[7.62mm×39>7.62mm x39弾]]&br;.366 TKM|10/30|−|S|~|

 2010年にロシア国防省によって公開された[[AKシリーズ>USSR AK バリエーション]]の最新モデル。ウラジーミル・プーチン首相(当時)が査察のため製造元である[[イジェマッシ>イズマッシュ]]社へ公式訪問した際、AK-200の名でデモンストレーション段階であった本銃が披露された。2011年からテストが行われているという。2014年12月にはロシア軍への制式採用が決定され、順次配備を進めるとされている。
 同社では[[AK-47>USSR AK47]]を第1世代、[[AK-74とAK-74M>USSR AK74]]をそれぞれ第2、第3世代、[[AK-100>イジェマッシ AK100]]系を第4世代のカラシニコフ・ライフルとしており、最新のAK-12は第5世代に当たるという。
 同社では最新のAK-12はAKシリーズの第5世代に当たるとしている。

 外見は[[AK-74M>USSR AK74]]を元にして明らかな改良点が見られ、セレクターがグリップハンドの親指で操作可能な[[アンビ]]のものとなり、押しボタン式の[[マガジンキャッチ]]が追加されている。[[ハンドガード]]やレシーバートップに[[ピカティニーレール]]を備え、[[ダットサイト]]や[[レーザーサイト]]、[[フラッシュライト>タクティカルライト]]などを取り付けられるようになっている。またこれまでの[[GP25/GP30>USSR GP25]][[擲弾発射器]]を銃身下に取り付けることも可能。[[ストック]]は、伸縮折り畳み可能な新型になっている。ヒンジ部が新設計となっているようだが、AK-74Mと同様の外観のストックへ交換することができるようだ。
 弾倉はAKシリーズと共用可能で、50発((AK74用に60連のものが存在することは有名であるが、これは実地試験で給弾不良が多く、現場では10発ほど少なく装填することで安定した使用が可能とである発見されたため、AK12用のものは、最初から10発少なく入るよう再設計された。))の[[複々列弾倉>ダブルカラム]]や96発の[[ドラムマガジン]]にも対応する。バレルやフラッシュハイダーにも改良が加えられ、射撃精度もより向上したとメーカーは主張している。
 外見はAK-74Mを元にして明らかな改良点が見られ、セレクターがグリップハンドの親指で操作可能な[[アンビ]]のものとなり、押しボタン式の[[マガジンキャッチ]]が追加されている。重要な変更点として、単なる「カバー」であったため土台自体の固定精度が緩く各種光学照準器の設置に適していなかったレシーバーのトップカバーがヒンジ付きのものとなっており、固定精度を大幅に高めている。
 [[ハンドガード]]やレシーバートップに[[ピカティニーレール]]を備え、[[ダットサイト]]や[[レーザーサイト]]、[[フラッシュライト>タクティカルライト]]などを取り付けられるようになっている。またこれまでの[[GP25/GP30>USSR GP25]][[擲弾発射器]]を銃身下に取り付けることも可能。[[ストック>銃床]]は、伸縮折り畳み可能な新型になっている。ヒンジ部が新設計となっているようだが、AK-74Mと同様の外観のストックへ交換することができるようだ。
 [[マガジン]]はAKシリーズと共用可能で、50発((AK74用に60連マガジンが存在するが、これは実地試験で給弾不良が多く、弾上がり向上のためには装弾数を10発ほど減らしてやる必要があったことから、AK12用のものは最初から最大装弾数50発で再設計された。))の[[複々列弾倉>ダブルカラム]]や95発の[[ドラムマガジン]]にも対応する。バレルや[[フラッシュハイダー]]にも改良が加えられ、射撃精度もより向上したとメーカーは主張している。

 軍用バリエーションとして、[[カービン型>騎兵銃]]のAK-12U、拳銃弾を使用する[[短機関銃型>短機関銃]]のPPK-12、[[狙撃銃型>狙撃銃]]のSVK-12、[[軽機関銃型>軽機関銃]]のRPK-12が計画され、民間型として[[.223レミントン弾>5.56mm x45弾]]モデルや12[[ゲージ]]の[[散弾銃]]型モデルが予定されていた。


#ref(ak12 2016.jpg,right,around,nolink,50%,Ak12 2016)

#br
 2016年にはデザインを更に一新、というよりAK-74と同様な形状に戻した(右画像)。
 AK-74と大きく違うところを述べるとするならば、エルゴノミックグリップ、[[AR-15>コルト AR15A2]]系統に似たストック、レイルシステムの標準装備に[[フリーフローティングバレル]]化を実施した程度に見受けられる。
 この変更を見て専門家は「今までのAKの欠点が何も改善されていない」と述べているが、逆に言えば「慣れ親しんだAKの操作をそのままにグレードアップした」とも受け取れる。
 2016年にはレシーバー周りが旧来型に近いものに先祖返りしたモデルが発表された。変更点として伸縮式バットストックが[[M4>コルト M4]]タイプのものとなり折畳機構もAK-74M/AK-100系と同様のものとなっている。セレクターもコッキングスロットのダストカバーを兼ねた従来型となっているが、クレブスのような民間のモダンカスタムAKに見られる、グリップハンドの人差し指で操作が行えるベロ状ステップが追加されている。ハンドガードは[[フリーフロート>フリーフローティングバレル]]化され、トップカバーの固定方式はヒンジから前後の楔ピン式に変更された。
 ガスブロックは他の近代的なガスピストンシステム同様先端プラグ式となっており、これを取り外すことでガスチューブ内部の清掃が可能となった。一般的にはガスブロックのプラグはガス圧調節ダイヤルを兼ねることが多く、AK-12系統も将来的にこのパーツを交換するだけでガス圧調節が可能になるものと見込まれている。
 マガジンは5発ごとの残弾確認窓が追加され、底面を地面と水平にカットしてマガジン自体が簡易な[[モノポッド>バイポッド]]として機能するようになったほか、ユニークな機構として、[[5.45mm×39弾>5.45mm x39弾]]仕様と[[5.56mm×45弾>5.56mm x45弾]]仕様では30発フル装填時には底面プレートからピンが突出し、フル装填済みであることを認識可能となっている。この新型マガジンと旧来のAKライフルのマガジンとは、相互に共用可能である。
 2022年現在、ロシア軍が装備するAK-12の生産型は上記とほぼ同等のものである。フリーフロートバレルなど一部に特徴的な設計は見られるものの、全体として民間型カスタムAKクローンレベルの仕様に落とし込まれている。
 2022年2月24日に勃発した[[ロシアによるウクライナ侵攻]]では本銃をロシアのみならず鹵獲したウクライナでも多数運用する事となったが、双方ともに旧来の[[AK-74M>USSR AK74]]や、[[コンツェルン・カラシニコフ>イズマッシュ]]による改良型であるAK-74RMO((制式名称はKM-AK。こちらも少なくない数がウクライナによって鹵獲運用されている模様。))の方が優れているとの評価が多いようだ。新しいハンドガードはプラスチック製で金属製のインサートも無く、手で押しただけで容易くたわむことから照準機器の装着に向かない。レシーバーのトップカバーは各種照準器用の[[マウントレール]]を備えたにも関わらず固定に問題があり、カバーの着脱のたび[[ゼロイン]]が狂う。ガスチューブは旧モデルのように通常分解では取り外すことが出来なくなり、清掃がかえって困難になっている。(([[The AK12 - A failure to modernize. [Russia's newest standard rifle]>https://www.youtube.com/watch?v=4cJbOAVDQxQ]]))
 2023年には、シリーズの最新モデルである「AK-12M1」の生産がスタートする予定である。

 バリエーションについては「AK-12」が5.45mmx39モデル、「AK-15」が7.62mmx39モデルとなった。また、軽機関銃モデルは5.45x39mm弾を使用する「RPK-16」となっている。
 バリエーションについては「AK-12」が5.45mm×39弾モデル、「AK-15」が[[7.62mm×39弾>7.62mm x39弾]]モデルとなった。[[カービン>騎兵銃]]モデルとして「AK-12K」「AK-15K」が。軽機関銃モデルとしては5.45mm×39弾仕様の「RPK-16」がある他、民間向けには[[セミオート]]のみの「TR-3」がロシア国内の銃規制に対応した10発マガジンと共に販売されている。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Alliance of Valiant Arms]]|−|−|項目参照|
|[[アームド・アサルト]]|−|−|項目参照|
|[[暗殺教室]]|−|−|項目参照|
|[[エスケープ フロム タルコフ]]|−|−|項目参照|
|空母いぶき GREAT GAME|漫画|ロシア軍スペツナズ|第7集〜&br;銃身下にマイクロ波発振器装着|
|[[ゴーストリコン フューチャーソルジャー]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: アドバンスド・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ゴースト]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|自衛隊上がりのかーちゃんが怖い|漫画|−|第6話、内藤のイメージ内で登場|
|シン・ジョーズ 最強生物の誕生|映画|隊長|[[スリング]]装着&br;使用時には[[減音器]]装着|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!|アニメ|ユシル|3,8話&br;回想シーン&br;AK12 2016&br;[[ダットサイト]]らしき箱状の物がレシーバー上面に装着されている&br;[[マガジン]]形状は[[STANAGマガジン]]に近い|
|[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 2042]]|−|−|項目参照|
|[[レインボーシックス シージ>レインボーシックス#siege]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[ウィキメディア・コモンズ>http://en.wikipedia.org/wiki/File:AK-12_Engineering_technologies_international_forum_-_2012_01.jpg]]から転載しています。
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