*ラリー・ヴィッカーズ / Larry Vickers
 アメリカ特殊作戦群出身の「世界一、戦火を潜り抜けた銃工」。
 20年におよぶ軍歴の大半を第一特殊作戦部隊分遣隊(通称[[デルタフォース]])で過ごし、パナマ、[[イラク>湾岸戦争]]、[[ソマリア>ブラックホーク・ダウン]]、ボスニアなどの世界各地を転戦。特にパナマ侵攻時のCIA工作員救出作戦(Operation Acid Gambit)では隊員の1人としてモデロ刑務所へ突入した。
 [[デルタフォース]]出身の著名なインストラクター・小火器コンサルタント。
 パナマ、[[イラク>湾岸戦争]]、[[ソマリア>ブラックホーク・ダウン]]、ボスニアなどの作戦に20年以上従事した経験を持つ。パナマ侵攻時にはCIA工作員救出作戦(Operation Acid Gambit)に参加し、モデロ刑務所へ突入したという。
 生粋のガンマニアで、在籍中は[[HK416>HK HK416]]の開発をリードするといった兵器開発のポジションにも携わった。2004年に退役後は広い交友関係と行動力を活かし、個人事務所を経営してトレーニング指導、銃器開発の助言・アシスト([[HK45>HK HK45]]や、ウィルソンコンバット社のVickers[[1911モデル>コルト ガバメント]]等)、雑誌コラムなどに携わって来た。
 
 近年では自身の名を冠した「Vickers Tactical」の名称で多くの銃器メディア企画を運営している。特に有名なものは、大手テレビ局スポーツマンチャンネルとの提携で放映されている銃器レビュー番組「TAC TV」である。「実戦」を意識した彼の企画には他の銃器番組では到底見られないような驚くほど機密的なものが多く、米軍の最新装備である[[M27 IAR>HK M27 IAR]]と現行の[[M16A4>コルト AR15A2]]ライフル・[[M249>FN ミニミ]]軽機関銃との性能比較や、かつての仮想敵国であるロシアの最新・特殊部隊用の銃器レビュー([[AN94>イジェマッシ AN94]]や[[AK-400>突撃銃/イジェマッシ AK-12]])など、流石は元デルタフォース隊員と思わせる非常に興味深い内容を収録している。
 小火器レビューは他にも幅広い内容を含み、アメリカの銃器市場やビンテージガン、他国の制式小銃など多くのバラエティに富んだ内容をカバーしている。映像化はされていないが、日本の[[89式小銃>豊和工業 89式小銃]]の調査も実際に行ったらしく、''マガジンを持ち帰って良いか尋ねたら大騒ぎになった''などとコメントしている。
 TAC TVの映像はYouTubeのVickers Tactical公式チャンネルにおいても多くが無料で公開されている。(下記リンク参照)

 2004年に退役し銃工に転進した後は、その豊富な経験を生かして、H&K社の[[HK416>HK HK416]]や[[HK45>HK HK45]]の設計に携わり、[[1911>コルト ガバメント]]のカスタマイズなどでも好評を得ている。
 特に1911系のカスタムモデルは、“ヴィッカーズモデル”とも称され、最新モデルの“タロン”は高い精度を持つ『実戦仕様』として人気が高い。
 なお、著名な元特殊部隊員インストラクターとしては珍しく''太っている''ことがたびたび揶揄されるが、本人もこれに関しては気にしているようで、これをテーマにした特集回では''「仕事での移動が多く全盛期ほど良好なトレーニングを維持できる環境を持っていないためだ」''と、主な理由を言及している。 

***関連ページ
公式サイト:http://www.vickerstactical.com/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/VickersTacticalInc/
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