*AUTO MAG [#t341d940]
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|~全長|???mm|~重量|1660g|~口径|.44AMP,.357AMP|~総弾数|7+1|~製造国|アメリカ|
|~全長|292mm|~重量|1660g|~口径|.44AMP,.357AMP|~総弾数|7+1|~製造国|アメリカ|

 1970年代初頭に開発された、世界初のマグナム弾を使用する自動拳銃。
強力な弾丸を使用するオートマチック拳銃は、MARSピストルや、キンボールピストル等が存在したが、マグナムと銘打たれた弾丸を使用するオートマチックピストルはこの銃が初めてである。
 強力なマグナム弾を自動拳銃で発射できる――ある種、拳銃の理想である。 では何故、そんな単純ながら魅力的な銃がそれまで作られなかったかと云うと答えも単純で、 自動拳銃の精巧な構造がマグナム弾の威力に耐えられなかったからである。 しかしあえてその難題に挑んだ銃工がおり、その銃工は新技術であるステンレス材を使って耐久力を高める事で耐久力不足の開発をはかった。そして完成したのがオートマグである。 
 だが当のステンレスは新技術ゆえの信頼性不足で様々な問題が噴出し、銃自体のユニークな構造も相まってオートマグはいとも簡単に[[ジャム]]を引き起こす問題銃となり「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられる始末。クリント・イーストウッド主演の「ダーティ・ハリー4」において、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの、 商業的に売れ行きはサッパリで生産元が二転三転した挙げ句、80年代前半に製造中止となった。
 1969年に登場した、世界初のマグナム弾を使用する自動拳銃。
 強力なマグナム弾を自動拳銃で発射できる――ある種、理想の拳銃である。当時まだ小さかったAMT社(Arcadia Machine & Tools Inc.)は新技術であるステンレス材を使用することにより、マグナム弾の威力に耐えうる自動拳銃の開発に乗り出した。そして完成したのがオートマグである。使用弾も.44AMP(.44 AutoMag Pistol)というリムレスの専用弾を開発した。 
 しかし当時は未熟であったステンレス技術と素材特有の粘りや潤滑、自動拳銃ゆえの精巧かつ複雑な構造のせいで、いとも簡単に[[ジャム]]を引き起こす問題銃となり「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられる始末。更に専用弾もなかなか市場に普及せず実用性という点ではサッパリだったが、その野心的な試みとユニークな構造に優雅なスタイル、そしてオートでマグナムという魅惑的な響きによって一躍有名となった。その頃に社名をAMTからAMC(AutoMag Corporation)に変更し、この時発表された.357口径のオートマグは貴重なコレクターアイテムとなっている。
 その後クリント・イーストウッド主演の「ダーティ・ハリー4」において、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの、 商業的に売れ行きはサッパリで生産元が二転三転した挙げ句、80年代前半に製造中止となった。(余談だが、AMTは社名の変更や倒産、吸収や買戻しを繰り返しているため社名こそ頻繁に変わっているが、その実は同じ会社である)

 後に同じ発想で作られた[[デザートイーグル>IMI デザートイーグル]]が成功した事を考えると、時代が早すぎた銃なのかも知れない。

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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|VERSUS|映画|レザボア(チビ)|−|
|[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照|
|[[九龍妖魔学園紀]]|−|−|項目参照|
|[[砂ぼうず]]|−|−|項目参照|
|ダーティ・ハリー4|映画|ハリー キャラハン|−|
|天使ノ二梃拳銃|ゲーム|ジェイ|−|
|ドーベルマン刑事|漫画|宮武刑事|−|
|トゥルークライム|ゲーム|ニック カン|二丁拳銃|
|[[ファントム オブ インフェルノ]]|−|−|項目参照|

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