*CZ CZ805 “ブレン” / CZ CZ805 "BREN" 【突撃銃】
#ref(CZ_805_BREN_A1.jpg,center,70%,CZ CZ805 ブレン A1)
|モデル|全長(伸長時)|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|~CZ805 ブレン A1|670(915)mm|3.58kg|[[5.56mm×45&br;6.8mm×43 SPC&br;7.62mm×39>口径]]|20/30/100|760発/分|S/2/F|チェコ共和国|
|~CZ805 ブレン A2|587(782)mm|3.39kg|~|~|~|~|~|

 チェコ共和国のチェスカー・ゾブロヨフカ社が開発した次世代[[突撃銃]]。同国軍の制式銃である[[Vz58>CZE Vz58]]の後継となるべく、2009年に開発された。翌2010年に同国軍に制式採用され、輸出モデルと共に生産がスタートしている。一時期は"CZ S805"の名称が付けられていた。

 [[モジュラーウェポン>システム・ウェポン]]をコンセプトとしており、[[ハンドガード]]と一体のアッパーレシーバーはアルミ合金製、トリガーユニットを含むロアレシーバーは[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製など、構成的に[[FN>ファブリク ナショナル]]社の[[SCAR>FN SCAR]]に似ている。しかし、[[口径]]別に2種類のモデルが別個用意されているSCARと違い、マガジンハウジングを始め、各ユニットの交換で、同一プラットフォームで複数の口径に対応することが可能となっている。銃身の交換も簡単にでき、スタンダードバレルの他、ショートバレルの「カービン」、ロングバレルの「マークスマン」、ヘビーバレルの「スクワッド・オートマチック」といったモデルが存在する(現在は、スタンダードの「ブレン A1」と短銃身の「ブレン A2」の2種類)。セレクティブファイアの軍用モデルと、[[セミオート]]オンリーの民間モデルが用意されている。

 作動方式は[[ガス圧作動式>ガスオペレーション]]、閉鎖機構はロータリーボルト式。レシーバー上部にはフルレングスの[[ピカティニーレール]]を備え(ハンドガード側面と下部にもあり)、着脱式の[[フリップアップサイト>オープンサイト]]をレール上に標準装備。セレクターや[[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]は[[アンビ]]仕様で、[[コッキングハンドル>コッキング]]は左右の交換が可能である。[[フォールディングストック>ストック]]は、長さ固定のスケルトンタイプと、伸縮及びチークパッド高が調節可能なタイプの2種類が用意されている。
 弾倉は同社製の半透明のものが用意されているが、マガジンハウジングの交換によって[[M16>コルト AR15A2]]互換のものや、[[G36>HK G36]]の半透明弾倉も使用可能である。

 銃身下部には、同社製の40mm[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]である「CZ805 G1」が装着可能である。
 アクセサリーには従来のものに加え、同社製の40mm[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]である「CZ805 G1」を始め、Meopta製レッドドットサイトなど、各種チェコ国産アクセサリーがラインナップされている。


 なお、ややこしいことに同じ名称を持つ[[AKシリーズ>USSR AK バリエーション]]ベースのモデルが本銃の登場する少し以前に存在したが、本銃とは直接の関わりはないと思われる。
 "Cz805"はVz58を置換する次世代小銃プロジェクトとしてスタートし、初期には[[AK200>突撃銃/イジェマッシ AK-12]]のようなレール化されたレシーバーを持つVz58をベースとした小銃であったが、AK系統の機構的性能限界から次世代小銃に要求される仕様を満たせないとして2007年に計画は廃止。2008年には本銃が"CZ S805"としてその座を受け継ぎ、2010年には"CZ 805 BREN"として計画を完全に引き継いだ形となる。


|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[ゴーストリコン フューチャーソルジャー]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[CZ>http:www.czub.cz/]]社から転載しています。
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