CZE Cz58

全長845mm重量3.1kg口径7.62mmx39装弾数30+1製造国チェコ・スロヴァキア

 旧共産圏のチェコ・スロヴァキアで1958年に完成、正式採用された突撃銃で、他の共産圏国の例に漏れずAK47と同じ7.62mmx39弾を使用する。
 一見するとAK47のコピーのように見えるが内部構造は全く異なり、AK47がターンボルトロッキングを採用しているのに対し、Cz58?はボルトキャリアーに独立したロッキングラグを設け、その上下動によってボルトとレシーバーをロック、解除する方式を採用している。
また、ハンマーもAK47の回転式ではなくストライカー式にすることによって、AK47よりも命中精度が高くなっている。
他にもガス・ピストンの後退量やセレクターなどの違いがあり、また銃剣やマガジンまでもチェコ・スロヴァキアのオリジナル設計でAK47と共有できない、旧共産圏の銃としては珍しい特徴をもっている。
 工業国チェコの銃らしく精度はよく、AK47よりも1kg以上軽くより連射速度が速いにもかかわらず、グリップやフォア・グリップの優れたデザインによってコントロールも比較的難しくはない。
そのため、ソビエトもチェコ・スロヴァキアのAK47の使用を諦めたと伝えられている。
 またその優れた設計は、今日自由化し分離したチェコ軍でも、まだ大部分が本銃を使っていることでも伺い知れる。
(現在NATO参加の為に5.56mmx45口径のさまざまな銃をテスト中であるらしいが、その中に本銃の改良発展型も含まれているらしい。)
 バリエーションとしては固定ストック付きのCz58P、右側へ折りたためるL型フォールディングストック付きのCz58Vがある。

 
登場作品ジャンル使用者備考

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