中央工業 百式短機関銃

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全 長900mm重 量3.9kg口 径8mmx21総弾数30発製造国日本

 20世紀初頭より世界的に個人携行可能な自動小銃の開発が進む中、日本軍もその流れを無視しきれず、 ドイツのベルクマンSMGを参考に、国産の短機関銃「百式短機関銃」を開発した。 しかし開発はされたものの兵力が国力を上回り膨張状態だった日本軍。個人で弾丸をばらまかれては弾丸代で国が傾くと考え贅沢品扱いとなり、 挺身隊※と呼ばれる一部の精鋭部隊に配備されたのみで、通常の部隊では滅多にお目にかかる事は無かった。
 しかし(最初で最後の)脚光を浴びるのは1945年。敗色濃厚の日本軍は、沖縄に上陸した米国軍に対抗できる戦力も既に無く、米国軍の進撃の前に蹂躙されるがままであった。 ここで日本陸軍は、最後の面子を保つため精鋭部隊である挺身隊を沖縄に特攻させる作戦を採用。 百式短機関銃で武装した「義烈空挺隊」数百名は、米国軍が制圧する飛行場に強行着陸。 なんの援護も無く友軍も無し。さらに退路も無い義烈空挺隊は孤軍奮闘するものの、最後には百式短機関銃と共に全滅した。

 ……って、百式短機関銃の解説と云うより、義烈空挺隊の解説になってしまった。

 ※「挺身隊」−ゲリラ部隊とも云うべき後方攪乱部隊。日露戦争時の「長沼挺進隊」などが有名。

 
登場作品ジャンル使用者備考
新世紀エヴァンゲリオンアニメ相田ケンスケ4話
モデルガン

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