エイリアン / Alien

 宇宙航海士リプリー(Ripley)と残虐な宇宙生物の戦いを描くサイエンスフィクション。後にシリーズ化され、現在パート4まで制作されている。
 1作目こそSFホラーとして製作されたが、続編が制作されるごとにそれぞれの監督の個性が前面に出て、色合いが大きく違っているのが特徴。特にアクション性が強いのが、『ターミネーター』のジェームズ・キャメロンが監督した『エイリアン2(原題:Aliens)』。「今度は戦争だ!(This time it's War!)」のキャッチコピーのとおりミリタリー色が加わり、前作では狩られるばかりだった人間側が重火器を手に立ち向かう内容で、爆発的人気を得た。
 公開後20年を経た今でも人気は高く、ゲームやトイなどのさまざまな関連商品の新作が発表されている。2004年には、エイリアンとプレデターが戦うというアメリカンコミックス原作のクロスオーバー作品「エイリアンVS.プレデター」も作られた。

映画

エイリアン2 (原題:Aliens)

1986年,アメリカ映画
監督 ジェームズ・キャメロン

 M41A パルスライフルはトンプソン?を中心に製作され、30mmグレネードランチャーという設定の部分にはレミントン M870が入り、スパス12から流用したハンドガードとフォアグリップで覆われている。M56A2 スマートガンはMG42をベースにしたカスタムプロップガン。M240A1 火炎放射器はM16から型取りしたパーツ(キャリングハンドルやレシーバーまわり)や、M203装着用M16の放熱ガード等のパーツを組み合わせて製作されたプロップガンである。
 ちなみにパルスライフルやスマートガンは「ケースレス弾」を使用している設定であるが、後半でエイリアンクイーンと対峙したリプリーがパルスライフルを撃つ時は、なぜかきちんと排莢していた……。

 本作のキーワードの一つである連邦植民地海兵隊。日本では馴染み易い”宇宙海兵隊”の名称が一般的であるが、正式名称は植民地海兵隊(Colonial Marines,Colonial Marine Corps)である。この当時(エイリアン1〜3)の軍は、植民地惑星開拓事業を推し進めるウェイランド=ユタニ社と提携を結んでおり、会社が開拓作業をする際の惑星防衛を担当するのがこの海兵隊の任務となる。
 また、海外オンリーで「Aliens:Colonial Marines Technical Manual」という、植民地海兵隊だけを特集した本も出版されている。小隊・分隊の編成や戦闘隊形、アサルトライフル・分隊支援火器の分類、連邦軍事輸送艦や装甲兵員輸送車、強襲揚陸艇の紹介ページなどが記載されていると思われる(無論、全部英文なので詳細は不明)。

使用者銃器名備考
E.リプリーM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
M240A1火炎放射器
後半でパルスライフルとテープで束ねて使用
D.ヒックスM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
イサカ M37ピストルグリップ
W.ハドソンM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
J.バスクェスM56A2 スマートガンM250 10mm×28 ケースレス弾
M41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
SW M39中盤のダクト内部で使用
ゴーマンHK VP70中盤のダクト内部で使用
M.ドレイクM56A2 スマートガンM250 10mm×28 ケースレス弾
M240A1カートリッジ式火炎放射器
A.アポーンM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
発砲無し
M240A1カートリッジ式火炎放射器
フロストから借用
R.フロストM240A1カートリッジ式火炎放射器
HK VP70
C.ディートリッヒM240A1カートリッジ式火炎放射器
ウィアズバウスキーM240A1カートリッジ式火炎放射器
T.クロウM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装備
発砲無し
フェッロHK VP70発砲無し
M42A スコープライフル劇中未登場

エイリアン3 (原題:Alien 3)

1992年,アメリカ映画
監督 デヴィッド・フィンチャー
エイリアン捕獲部隊

 これといった銃火器無しにエイリアンといかに対峙するのかが『3』のミソなのだが、映画後半に惑星フィオリーナ161に降り立つエイリアン捕獲部隊がパルスライフルを所持している(若干、発砲シーンもある)。植民地海兵隊の装備は基本的には現在の米軍装備に酷似しているのに対し、この捕獲部隊はAPEスーツにホッケーマスクのようなヘッドギアを装着しており、独特な美術観を表現するのに一役買っている。

使用者銃器名備考
エイリアン捕獲部隊M41A パルスライフル?カウル部が金属製

エイリアン4 (原題:Alien Resurrection)

1997年,アメリカ映画
監督 ジャン=ピエール・ジュネ

 本作に登場する銃器は(一部を除いて)完全に映画オリジナルのプロップガンとなる。また、弾道の軌跡が曳光弾のように目視できるが、ビーム兵器ではない。

使用者銃器名備考
コルト M1911ネットオークション(通販?)に出品

エイリアンVS.プレデター (原題:Alien vs Predator)

2004年,アメリカ映画
監督 ポール・W・S・アンダーソン

 2004年、巨大企業ウェイランド社は南極大陸の地下に謎の遺跡を発見。最高経営者チャールズ・ビショップ・ウェイランドは女性冒険家アレクサ・“レックス”・ウッズ ら専門家を招集し、現地調査に乗り出す。しかし、そこは未知の宇宙生物が戦う巨大な『闘技場』だった.........。
 エイリアン、プレデターの名は冠しているものの、両シリーズとストーリー上のつながりはない、言わば『夢の対決』編。元はコミックで、アメコミではお約束の「クロスオーバー」タイトルである。映画化以前にカプコンやFox Interavtive社などから同名のゲームがリリースされている(前者はベルトスクロールアクション、後者はFPS)
 内容的には、結構いいキャラがそろっているのにろくな活躍もないままあっさり殺されたりと、ちょっと惜しい展開。しかし『エイリアン2』でビショップ役を演じたランス・ヘンリクセンが、エイリアンシリーズでおなじみ「ウェイランド社」と共に、そのCEO役として登場し、旧作品との世界背景のつながりを感じさせる、心憎い演出もある。

使用者銃器名備考
マックスウェル・スタッフォードHK G36Cフラッシュライト装着
緑光レーザーサイト装着
マーク・ヴァーハイデンIMI デザートイーグルシルバーモデル
HK G36Cフラッシュライト装着
緑光レーザーサイト装着
グレアム・ミラーIMI デザートイーグルヴァーハイデンの物
アレクシア・ウッズIMI デザートイーグルヴァーハイデンの物
ジョー・コナーズHK G36Cフラッシュライト装着
緑光レーザーサイト装着
ラスティン クィンIMI デザートイーグルシルバーモデル
緑光レーザーサイト装着
アデール・ルソーベレッタ M84シルバーモデル
ウェイランド社私兵部隊IMI デザートイーグルシルバーモデル
緑光レーザーサイト装着
HK G36Cフラッシュライト装着
緑光レーザーサイト装着

エイリアンVS.プレデター2 (原題:Aliens vs Predator -Requiem-)

2007年,アメリカ映画
監督 コリン&グレッグ・ストラウス兄弟

 アメリカの田舎町ガリソンを舞台に、エイリアンとプレデターの融合種『プレデリアン』(エイリアン80%、プレデター20%)と、仲間の事故の調査のために飛来し、プレデリアンに遭遇した『ザ・クリーナー』(従来のプレデターよりも狡猾かつ重武装の証拠隠滅役)の壮絶な戦いがガリソンの住民を巻き込んで繰り広げられる。作品の時期設定は前作の直後となっている。
 前作に出てきた銃が使用者が大企業の私設部隊という事で主にヨーロッパ系が中心だったのに対し、こちらはアメリカの田舎町が舞台という事でショットガンやハンティング用ライフル、コルト M4などアメリカらしい銃器が多い。
 また本作ではショットガンタイプのプラズマキャノンが登場し、終盤では大いに活躍を見せている。

使用者銃器名備考
ダラス・ハワードイサカ M37
コルト M4ストライカー搭載品
ナイトビジョン?
フォアグリップ
リッキー・ハワードコルト M4ストライカー搭載品
ナイトビジョン?
フォアグリップ
グロック 17
ケリーコルト M4ストライカー搭載品
ナイトビジョン?
フォアグリップ
ブローニング M2?予告編に登場
ベレッタ M92

ゲーム

エイリアン vs プレデター 2 (原題:Alien vs Predator 2)

使用者銃器名備考
アンドリュー・フロスティー・ハリソンM41A パルスライフル?30mmグレネードランチャー装着
M56A2 スマートガンM250 10×28mm ケースレス弾
M240A1火炎放射器

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • そうですね。「用語一覧」に架空の軍事組織の項を設けて、そちらに移したほうが良さそうですね。 -- 2010-04-10 (土) 23:19:16
  • 「架空の軍事組織」の項を増やしてしまうと、ここのWikiの主旨がどんどんぶれていくので、「準ページ」に移すか、「用語一覧」から外して「エイリアン」からのリンクのみとするのに一票。 -- 2010-04-10 (土) 23:21:44
  • ページの作成者です。皆様の意見を参考に、現段階では「エイリアン」ページからのリンクのみにしました。確かに用語解説の範囲に「架空の組織」を入れてしまうと、どんどん追加されてしまうかもしれませんね。FOX HOUND、戦略自衛隊、公安9課・・・ -- 2010-04-10 (土) 23:27:28
  • 本サイトで取り扱う内容は基本的に実在する銃火器及び用語(今回の場合は、軍事組織)なので、架空の組織である「植民地海兵隊」の項目は思い切って削除。上のコメントでも言われているように、架空物を許すと後々面倒な事になるのでは…。映画に登場した主要銃についてのみ本ページに移動(コメントも、今後の参考用にコチラに転載)。 -- 名無し? 2010-04-11 (日) 04:10:30
  • 削除を求めた覚えはないのに、なんだかコメントの意図が曲解されているようで。いきなり削除する前に意見を求めるぐらいすべきでは? -- 2010-04-11 (日) 14:51:25
  • 削除されたページは見てませんが、架空項目の独立ページはこのサイトには必要無いんじゃないでしょうか。いきなり消すのはアレだけど、プロップガンの説明だけで十分だと思います。 -- ゴンダイ? 2010-04-11 (日) 15:12:45
  • G36CではなくG36Kでは? -- ボビー? 2012-03-26 (月) 16:53:18
  • alien wikiでは、スマートガンの弾は300発ですがどっちが正しいんでしょうか。 -- 2016-08-29 (月) 21:34:56
  • xenopediaでは、スマートガンは500発ですよ。
    一体どっちが正しいんだ・・・。 -- 2016-09-10 (土) 20:12:05
  • エイリアンズVSプレデターに登場するM4A1・グロック17・ブローニングM2・M92FS・M700・コルトパイソン・M249・MP5A3・MP5SDですがそれぞれの項目に作品が記載されていませんでした。 -- 2023-08-13 (日) 13:48:37
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