征途/SEITO †
1993年〜1994年
作者:佐藤 大輔
無理もなかった。藤堂家の人間にとって、過去半世紀が今ここに凝縮されているようなものだったからだ。
沖合いの戦艦と、滑走路上の宇宙機の間に。
・解説
佐藤大輔氏による仮想戦記(架空戦記)小説。全3巻。
1944年のレイテ沖海戦を歴史改変の始点として、第二次世界大戦後に留萌 - 釧路線以北をソ連に占領され、日本が日本国と「日本民主主義人民共和国」(通称「向こう側」)の2国に分断された世界が舞台。
南北日本で重要な役割を果たした軍人一族「藤堂家」と、超大型護衛艦「やまと」と名を改めた戦艦「大和」に焦点を当て、ベトナム戦争や湾岸戦争への日本からの派兵、そして北海道戦争と統一戦争という2度の日本人同士の戦いを経る、戦中戦後半世紀の歴史の流れを描いている。
佐藤氏の代表作のひとつにして明確に完結した唯一の長編という文脈のみならず、仮想戦記というジャンルそのものの代表的な作品として名前が挙げられることも多い作品である。
第1巻「衰亡の国」 †
第2巻「アイアン・フィスト作戦」 †
第3巻「ヴィクトリー・ロード」 †