FÉG R78 【自動拳銃】 †
R78は、ハンガリー共和国のFÉG(Fegyver és Gázkészûlékgyár。兵器および機械工場株式会社、の意)が1978〜1990年に製造していた、ダブルアクション式の小型自動拳銃である。「軽量合金・小型サイズ・.32ACP弾を使用」という同国警察の要請により開発が始まった。小型・軽量だが、品質は高く、命中精度も申し分ないとされている。 作動方式はシンプルブローバック。小型サイズではあるが、スライド左側にはデコッキング機能を兼ねるマニュアルセイフティ、フレーム左側にはマガジンリリースボタンとテイクダウンレバーを備えている。サイトシステムは、衣類等への引っ掛かりを防ぐスナッグプルーフデザインを採用。スライド上面に溝があり、その間にロープロファイルのフロントサイトを配置、リアサイトもローマウントに配置されている。銃身内部はクロームメッキ処理が施され、耐久性の向上とメンテナンスがし易いという利点がある。スライドはスチール製、フレームはチタンアルミ合金製。通常はブルーイングスライドとホワイトフレームのデュアルトーンだが、オールブルーイングのモデルも存在する。 元々は法執行機関向けのサービスピストルとして開発されたR78だが、90年代後半にはスイスのITM社をはじめ数多くのクローンモデルが製造、ヨーロッパの民間市場で販売が行われた。
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