KBP RMB-93 / КБП РМБ-93 【散弾銃】 †
RMB-93は、ロシア連邦のKBP開発局によって1990年初頭に開発されたポンプアクションショットガンである。元々はロシア国内の法執行機関向けの近接戦闘用火器だったが、民間モデルの販売も行われている。 RMB-93の最大の特徴は、従来とは逆のレイアウトでバレルの真上にマガジンチューブが配置されていることである(この点はトルベロ NS2000と似ている)。この設計によりレシーバー部分を大幅に簡略化できるので、銃そのものの小型・軽量化が可能となっている。また、マガジンチューブは発砲時の反動を抑えるバレルウェイトとしても機能する(メーカーによると、20〜35%の反動軽減効果があるという)。マガジンへのシェルの装填は上部のローディングカバーを開いて行う。 フォアエンドとグリップはポリマー製。金属製の折り畳み式ストックを備えているが、折り畳み時はストックがローディングカバーを塞ぎ、シェルの装填は行えない設計となっている。 民間モデルはRys(オオヤマネコの意)シリーズと呼ばれ、銃身長・ストック(ライフルストック、サムホールストック、折り畳み式ストック)・材質(木製、ポリマー製)の違いで複数のバリエーションが存在する。 KBPは、のちに同様の設計のポンプアクショングレネードランチャーであるGM-94を開発している。
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