#author("2023-09-21T16:26:55+09:00","default:user","user") #author("2023-09-21T16:30:14+09:00","default:user","user") *マウントレール / Mount rail [#vee40a93] [[スコープ]]などの各種光学[[照準器]]や[[フォアグリップ]]などの補助アクセサリーを装着するためのレール(土台)。『レールマウント』とも言う。 レール自体は蟻溝式で、アクセサリーを固定するためのボルトやダボを通すための横溝が並んでいる。 様々な規格が存在し、代表的なものに『[[ピカティニーレール]]』、『ウィーバーレール』等が挙げられる。 カスタムガンの世界では、主として[[スコープ]]装着用として以前からよく用いられていたが、軍用の制式装備としては[[コルト M4]]が本格的に導入。着脱式の[[キャリングハンドル]]と各種光学照準器を交換可能とした。更に特殊部隊向けのSOPMOD M4では、[[ハンドガード]]にレールを備えたKAC(ナイツアーマメント)製の[[RIS>レイル インターフェイス システム]]が導入されている。 [[スコープ]]装着用のマウントレールは古くから官民で用いられていたが、軍用の汎用レールとしては[[コルト M4]]が本格的に導入。着脱式の[[キャリングハンドル]]と各種光学照準器を交換可能とした。更に特殊部隊向けのSOPMOD M4では、[[ハンドガード]]にレールを備えたKAC(ナイツアーマメント)製の[[RIS>レイル インターフェイス システム]]が導入されている。 [[拳銃]]ではドイツの[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が[[USP>HK USP]]で先鞭をつけ、フレームのダストカバーにレールを設けた。これは同社の独自規格だったが、後により普及したピカティニー規格に改めた物も登場している。 これら先駆者の成功から、用途に応じて簡単にドレスアップ・カスタマイズ可能なマウントレールの有効性が広く認知され、[[ステアー AUG]]や[[ベレッタ M92]]等、旧来の製品でもモデルチェンジの際に導入する例が増えつつある。 銃器開発・設計の一種の流行として、当面は導入・普及・改良が続くものと思われる。 もちろん便利な面ばかりではなく、いくつかの難点も存在している。 大抵は金属製のため、重くなりやすい。また、ギザギザのレールは別途カバーを付けないと手で保持しづらく、レールの加工精度によっては素手で触ると切り傷ができてしまうこともある。 これらの問題を解決するため、レール単体を任意に着脱可能なモジュラーレールが開発されている。代表的な規格には[[『KeyMod』や『M-LOK』>M-LOK]]等が存在する。 ---- #pcomment
