豊和ゴールデンベア 【小銃】 †
豊和工業が1967年(昭和42年)から製造、販売していたボルトアクションライフル。 1960年(昭和35年)にM1カービンをベースとした狩猟銃「豊和M300」を販売した豊和工業は、国内での大口径ライフルへの需要にこたえるべく、新型狩猟用ライフルの開発に乗り出した。そして1967年にアメリカ・シカゴでの全米猟銃展示会にて披露されたのが本銃である。開発にあたってはフィンランド・サコー社の狩猟ライフル『ファインベア』を参考にしている。 販売は日本とアメリカで行われた。日本国内では『デラックス』モデルのみの販売だったが、アメリカではデラックスに『プレゼンテーション』、『メダリオン』を加えた3種が販売された。また当時業務提携していたウェザビー社から『ウェザビー・ヴァンガード』としてOEM販売も行われていた。 公的機関では日本警察に採用されており、1970年(昭和45年)の瀬戸内シージャック事件では大阪府警の特殊銃隊が本銃を用いて、犯人を狙撃し制圧している。
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