RC アグラム2000 / RC Agram 2000 【短機関銃】 †
クロアチア共和国の造兵廠で開発された短機関銃。1990年代に登場。 アグラム2000はサムホールタイプのフォアグリップを備えており、グリップは人間工学に基づいたデザイン。他に、放熱バレルジャケットやフリップアップ式のリアサイトを備え、サプレッサーも装着可能である。バリエーションとして、フォアグリップを取り外し、マガジンを垂直挿入式にした「アグラム2002」がある。 クロアチア紛争やコソボ紛争に際して設計され、非常にシンプルな構造であるため生産性・整備性ともに非常に優れており、民兵の装備として活躍した。しかし耐久性はそれほど高くなかったため、多くは損耗し、戦後は大半が破棄された。現存しているものも闇市場などに流れ、ヨーロッパ諸国で犯罪に使用される例がしばしば見受けられる。 なおベレッタ M12をベースとしているという説があるが、紛争下で設計された銃器とあって資料は少なく、真偽の程は不明である。全体的な構造面ではかなりシンプルとなっており差が大きい一方、フォアグリップの標準装備やグリップ直上のセレクター、スリット入りボルトハウジングのテレスコピック・ボルトなど、特徴的なパーツには類似点が多い。
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