戦争の犬たち / The Dogs of War
1980年、アメリカ映画
監督:ジョン・アーヴィン
・ストーリー
プロの傭兵であるジェイミー・シャノン(クリストファー・ウォーケン)は、イギリスの大富豪マンソン卿からアフリカの小国ザンガロでの独裁国家転覆可否の調査を依頼される。 早速ザンガロへ向かいそこで現地のジャーナリストの協力を経て独裁政権転覆の遂行は可能と結論を出す。
しかしマンソン鉱山会社の会長でもあるマンソン卿は、ザンガロに膨大な埋蔵量のプラチナ鉱脈があることを知り、その利益を密かに自分のものとすべく、クーデターを起こし傀儡政権を作り上げた上で、自らが操るペーパーカンパニーにその採掘権を与える計画を企んでいたのだ。一方でシャノンも調査の途中でマンソン卿の真意も知っていくことになる。帰国したシャノンはクーデターを起こすかどうかで葛藤するもクーデターを決意しそして以前からの部下のドルー(トム・ベレンジャー)ら4人を集めて準備を進める。
そしてシャノンはクーデターを起こすべく、ザンガロに向かう。こうして再び「戦場の犬たち」の咆哮が戦場に轟く時が来た…。
・作品解説
原作はイギリス作家のフレデリック・フォーサイスが1974年に発表した軍事・経済小説で、彼が参画した赤道ギニア共和国に対する実際のクーデターに基づいたものとなっており、プラチナ鉱山の利権を狙ってアフリカの小国にクーデターをしかける資産家と傭兵たちの陰謀を描いている。