デュオ / DUO 【自動拳銃】

ナチス・ドイツ占領下で製造されたデュオ。無可動実銃
全長銃身長重量口径装弾数製造国
110mm50mm (1.97in)400g.25 ACP6+1チェコスロバキア

 デュオ(DUO。"Dušek Opočno"の略称)は、.25ACP弾を使用するチェコスロバキア製の小型自動拳銃である。
 同国オポチュノ在住の銃器デザイナーであるフランティシェック・デュシェック(František Dušek)が設計を行った。

 作動方式はシンプルブローバックで、シングルアクションストライカー方式で発射する。一般的なアイアンサイトは無く、スライド上面に設けられた溝をサイトの代わりとして使用する。フレーム左側後部にマニュアルセイフティ、グリップ底部にマガジンリリースレバーを備えている。ベースとなったM1906とは異なりグリップセイフティは無いが、マガジンセイフティは付いている。グリップパネルには、チェコスロバキア時代は"DUO"のロゴ、戦後は"Z"のロゴがあしらわれている。

 1937年、デュシェックは、ベルギーのFN社製M1906を参考に.25口径拳銃の開発に着手する。スラヴィア、アイディール、ニヴァなど幾つかのモデルを経た後、1938年、最終的にデュオというモデルが完成する。
 第二次世界大戦時には、ナチス・ドイツがデュシェックの工場を接収し、110,000挺のデュオを製造している。ドイツ軍への大規模採用はされなかったが、サイドアーム用に個人購入する者は多かったという。元々が小規模生産であったデュオは、皮肉なことにナチス・ドイツによる占領をきっかけに大量生産が行われ、民間にも広く知られるようになった。
 戦後になると、デュオの製造はCZUBが行うようになり、「モデルZ」の名称で販売されていた。

登場作品ジャンル使用者備考
30 prípadu majora ZemanaTVドラマルディ・ローレンツシルバーモデル
シーズン3・第1話
Konec agenta W4C prostřednictvím psa pana Foustky映画アリス
Šepkajúci fantóm映画マルタ
Svet nic neví映画ヴィオラ
ガンスミスキャッツ項目参照

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*1 無可動実銃を販売しているイギリスの会社。

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Last-modified: 2016-09-19 (月) 00:02:51 (2776d)