スポーターモデル / Sporter Model †直訳すれば『スポーツ用』、あるいは『競技用モデル』となる。銃器は狩猟や護身用などの実用品としての側面も持つため、より広義な『コマーシャルモデル』という言葉が使われるケースも多いが、一般にメーカーが民生品として改造・仕様変更した軍用銃を民間で販売する際に用いる名称である。 例えばアメリカ民間市場向けのモデルでは、セミオートオンリーにすることが大前提で、さらにSMGの場合はバレルを延長(16インチ以上)してカービンタイプにする、あるいは小型の物であればショルダーストックを廃してピストルタイプに仕立て直す、といった具合である。もちろん、容易にフルオート改造できないように、トリガーパックなどにも手を加えている。 ところで、スポーターモデルをフルオート改造することは違法だが、実はこれには抜け穴がある。アメリカの場合、フルオートタイプへのコンバージョンを禁止した規制法『FOPA86』の施行以前(1986年以前)に改造されたもの、あるいは規制外の『未婚レジスタードシア』(それ自体が一つのマシンガンとして登録されているトリガーパック)を組み込んでフルオート化された物は合法(脱法?)とされているのだ。 なおこれとは別に、過去にはSMGのスポータータイプの一部に容易にフルオート改造できるものがあり、問題となった(こちらは完全に違法)。MAC M11やKG9などがこれに当たり、これらのスポーターモデルは販売中止に追い込まれている。 最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
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